[ 264 雪やこんこ ]




 「こんこ」は、「来ん此」ではないでしょうか?
 つまり、「ゆきよふれ、あられよふれ」とゆー歌詞なのではないかと???

 で、便乗して教えてほしいんですけど、「お馬の親子は仲良しこよし」の「こよし」って何でしょう?友人は「ちょっと良い」「ちょっと良い感じ」の意味で、「お馬の親子が仲良しで、ちょっといー感じである」とゆー歌詞だと言い張るんですが???
                                    AKMさん


 回答とともに新たな疑問の追加ですね。
 「こんこ」にしても「こよし」にしても、実に不可解であります。



 似たような例で、「♪夕焼け小焼けの赤とんぼ〜」の「小焼け」は語調を整えるために用いられており、これといった意味はないと聞いたことがあります。
 「仲良しこよし」も同じじゃないかなぁ…。 ごめんなさい。はっきりとはわかりません。m(_ _)m
                            ぽこあぽこさん




 広辞苑(編者・新村出、発行・岩波書店)によると、「なかよし・こよし(仲好小好):仲よし。「こよし」を添えて口調をよくした語。」とのことです。
 ところで、「こんこ」ですが、「雪やこんこん、あられやこんこん」と、小さい頃に間違って覚えて歌っていた記憶があります。
 同じく広辞苑では、「こんこん:(4)雪または雨のふるさま。」とも出ていました。
 「こんこ」は、積もっていくイメージもあるので、「こんこん」を詩的にアレンジした語なのではないかな、と思っています。

                      Rainbow-Papaさん




 こんこは来い来い=降って来いという意味です。  yuricoさん


 やっぱり、そのへんのところに落ち着いちゃうのかなあ。



ところで、山陰地方では・・・


 山陰地方ではこんこんと歌います(来ム来ム=勧誘)。
 ちなみに、よく知られている
   「降っても降っても まだ降りやまぬ。
    犬は喜び 庭駈(か)けまわり、
    猫は火燵(こたつ)で丸くなる。」は二番の歌詞で、
一番は、
   「雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ。
    降っては降っては ずんずん積る。
    山も野原も 綿帽子(わたぼうし)かぶり、
    枯木(かれき)残らず 花が咲く。」と歌います。

 なお、冒頭の山陰では
   「雪やこんこん あられやこんこん
    降っても降っても まだ降りやまぬ
    梅屋の背戸で 小豆が煮える
    サヤゴ(赤ん坊)がほえる きび団子やゴヤゴヤ」と歌うそうです。(都内在住)

 「雪」は文部省唱歌になっており、そのなかではこんこと歌っています。

 こよしは「子好し」と字を当てますが、単になかよしを調子よく言った言葉、程度の意味のようです。

                              山岸さん


 山陰地方の「雪」もこれまた不可解な歌詞ですが、定番のメロディで歌うと歌詞があまっちゃいますね。 どうやって歌うのでしょうか。







back