服部“ヴェルディ愛”で大減棒のんだ

　昨年１１月３０日に東京Ｖから戦力外通告を受けた元日本代表ＤＦ服部年宏（３５）が異例の再契約オファーに応じ、東京Ｖに“復帰”することが８日、決定的となった。

　ラモス常務や高木新監督が熱望し、昨年末に再雇用案が浮上。クラブ幹部が年をまたいで電話交渉を続けてきた。そしてこの日、加藤ＴＤが初の対面交渉。昨季の年俸５０００万円から４０００万円減となる１０００万円提示の予定が「主将としてピッチ外でもいろいろな仕事をしてくれた」と功労による上積みが認められ、１２００万円（金額はいずれも推定）が提示された。服部は返事を保留。だが、周囲には「ヴェルディでやる」と大減俸をのんで東京Ｖを救う決意を告げており、近日中にも再契約が発表される見込みだ。

　この日は“妹分”の日テレ・ベレーザに実妹２人がいるＭＦ永里源気（２３＝Ｊ２湘南）加入が発表され、Ｊ２横浜ＦＣのＭＦ滝沢邦彦（３０）加入も決定。磐田のＭＦ河村崇大（２９）獲得は秒読み段階に入っている。わずか１年での降格で再びＪ２となる０９年。服部の男気で陣容が見えてきた。