激動の一日

★ 2009/01/09 ★

丸一日で随分たくさんのことがありました。
ところで、被告にだけ弁護士がついたので一審は負けるかも、と思ってますが、これは被告の行為の正当性を意味しません。
弁護士はお金さえ払えばつきます。強姦殺人犯にだってつきます。実際ついてますよ。
私と被告の経済力の差が、歴然としていたってだけです。
でもって、弁護士がついても結果が変わらないのなら、誰も何十万もかけて弁護士なんてつけません。変わるんですよ。それが現実っていうものです。
でも、あくまで可能性。警察の刑事さんは、頭が上がらないほど沙にょのために動いて下さっています。県のサイバー課の方はもちろん、裁判官さんにも相談して下さったり。刑事さんが裁判官さんに相談するっていうのは意外でしたが、なんか、こういう事件の対応は警察と裁判所の連携プレーでなされるようです。
ショックなことがあって、その刑事さんさえ疑った沙にょに、刑事さんは今日、ネット犯罪についての内情まで、今は後手後手に回らざるを得ないけれど、それは、対応する気がないってことではないからと、教えてくれました。
刑事さんは誠実でした。人間が皆、醜くてたまらない錯覚に捕らわれていましたが、醜くない人はちゃんと、ここにいてくれました。

その後、仕事をして、帰宅して。実家に家族が揃っているはずなので、出掛けました。

気付いたことがあります。昔から、弱い立場の人は揃って、沙にょを優しいと言いました。強い立場の人は、一目置くか、失礼な奴とみなすかのどちらかが多かったです。
荒らしの前後で、私自身は全く変わらなかったけど、最も変わったのは、私の立場の強さ。私にとって、他人に公平に接するっていうのは当たり前のことだったけど、人間の大多数が立場の強い者になびき、弱い者を虐待するってことに、ようやく気が付きました。あの荒らしで、私の立場の強さゆえにおもねってた人達こそが、期待外れだったと手の平を返したんだなと。
私が生来、格付け激弱な人間だってことを知ってる家族は何にも変わらなかった。
カピバラの妻様が「お姉さんは癒し系」とか言ってくれるので、冗談かお世辞だと思って、でもちょっと心を許して、「ネットで十万件も悪口書かれてますよ、癒し系じゃないでしょう」と言ったら「それ妬みじゃないの? おねーこは害ないから癒し系じゃん」と、カピバラな弟が即答してくれて、カピバラの妻様も、母も妹も同意してくれました。他人事じゃないのに。
――感謝。
そういえば、職場でも頼りにされるなぁと思って、でも、ネットで遭ってるいじめは小学生の時のと同レベルだしと、つらつら考えて、私が成長して強くなったんじゃなく、大学や職場では頭のいい私の立場が強いんだと、気付きました。
なんだか、それに気付いたら一気に謎が解けたと言うか。
うちは家族みんな、弱い立場の人にも優しくて、必要とみなせば、庇って闘う人種です。
だから、私自身、いじめられっこにたかる同級生にやめなよって言ったり、新人さんを庇って上司に盾突いたりとかする人ですが、それって普通だと思ってました。でも、普通じゃないから、立ち場の弱い人ほど、私を優しいと感じたみたいです。私が優しいんじゃない、皆が残酷だっただけ。私はふつうに接しただけ。
立場の強い人は優しくされたりおもねられたりするのに慣れているから、そうしない私に一目置くか、失礼な奴だとみなすか、どちらかなんだなと。
私を直接知っていながら、裏切ったのは一人だけでした。でも、その彼女が裏切らなければ、この『かざきり羽潰し』は恐らく成功していなかったでしょう。
もし読んでいるなら、彼女に一言、言っておきたいことがあります。
「ひろぴーが信頼していたから歓迎したけれど、彼女の反応ちょっとおかしかった。結果を見れば家族を偵察しに来ていたっていうこと、失礼極まりない。思い当たる節はある。これだけ世話になった相手を平気で傷つけて得意がるなんて、人間として異常だ」
が、母と弟の意見です。私は最初、あなたはそこまで悪じゃないと思ったけど、改めて思うと、そうかもとも。
そう思われていますよと、言っておきます。
あなたの本心は、今となっては闇の中。
でも、あなたは結局、最後まで私に一言も謝らなかったね。
私も謝ってないけど、「何を謝って欲しいのか?」っていう私の質問に、あなたがまともに答えなかったんだから、仕方がない。
私から見ても、母と弟はあなたに親切だったのに、たとえ、私自身があなたに失礼だったとしても、ああいう歓迎をしてくれた相手の家族を公然と貶めたあなたの心情は、理解し得ないです。