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2009/01/09

資本主義は60年で破綻するネズミ講

八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ 八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2008-11-08

資本主義は元々60~70年で破綻する『ネズミ講』という話をアカシックレコードさんちでやってるんだが、次々に新しい参加者が増えているうちはうまく機能するものの、みんなが満たされてしまうと人口生産力が低下して、ちょうど今の日本のように社会が高齢化し、子供が生まれず、活気が失われるというわけだ。なので、かつてのイギリスは大植民地を抱え、アメリカはせっせと移民を受け入れ、ネズミ講の参加者が絶えないようにしているというわけだ。




だが、ネズミ講というのはどこかで参加者が限界に達して潰れるモノであって、永遠に続くわけがない。じゃあ、その限界が見えてきた時にどうするか? そこで、「戦争」だというんだがね。かつてアメリカは、それで自分以外のすべての国の生産力を削ぐ事に成功した。それが第二次世界大戦であり、今また、ネズミ講の終焉を迎えて、アメリカは新たな戦争を画策しているわけだ。で、アフガンを拠点として、これから経済的に伸びてくると思われるインドとパキスタンを戦わせ、北朝鮮を使って中国に亀裂を入れさせ、自分のライバルとなる国たちを潰そうと企んでいる、というような事が書いてあります。

ところで、問題なのは、今のアメリカというのは何の生産力も持ってない、というところにあるわけだ。いくらライバルを潰したところで、自分の国が売るモノをロクに持ってないのでは話にならない。モノを作れなくなったアメリカが輸出できるモノと言ったら農作物くらいのものだし、食うための作物というのは基本的に人間の住んでいるところならどこでも作れるので、付加価値という部分が少ない。インドを戦争に巻きこんで潰したところで、あの国でいまさらキャデラックが売れるわけもないのであって、ちなみに現在、インドで売れてる車の二台に一台はスズキだそうで。それに、「生産力」においてライバルである国を戦争で潰すというのは、第二次世界大戦までのモデルであって、ベトナム戦争でも、中東戦争でも、そのモデルは当てはまらない。不景気になるとね、「戦争だ、戦争だ、戦争を起こさないと景気が良くならない」と騒ぐ人が出てくるんだが、戦争が何かを生み出すわけないのであって、戦争になると仕方なく、今まで溜め込んだモノを放出するだけの事だ。なので、「戦争になれば景気回復」というパターンはもう信用しない方がいいです。

コメント

 
 むしろ戦費がかかって大赤字になります。
 

>資本主義は元々60~70年で破綻する『ネズミ講』
干支の一巡と、期間が似てますな。

深夜に乙です。

逆に考えれば、
支那と印度が大消費市場になれば良い訳です。
彼等に打出の小槌を与えましょう。

人民元と印度ルピーの
国際基軸通貨化でじゃんじゃん消費して貰いましょう。

アメリカは世界一の兵器生産国なのではないですか?
戦争になれば売るものは幾らでもあるのではないでしょうか。
「戦争になれば景気回復」というパターンは未だに通用する
のではないかと思います。

戦争特需ってのは、地震特需なんかといっしょで基本的に「修復のための特需」であって、新たな価値を生み出すものではない。だから経済波及効果はきわめて限定的で、カネの使い方としてはどぶに捨てるのと近い。タダの景気づけ(まさに!)の花火だね。

文明が冬の時代に入ると技術への熱狂とオカルトが流行するそうです。
もう地球は破滅へ向かってると大晦日に西部さんがいっておりました。
わしもそう思います。

始めまして。
印度は詳しく知りませんが、支那元の基軸通貨化と大市場化は無理があるのではと。

元の信用要素がドル以上に低い事もありますが、現状の支那の輸入需要の大半を占める富裕層の需要は頭打ち状態で、
これ以上市場を拡張するには膨大な貧困層の内需を喚起する必要があるのですが、之まで支那を支えていた輸出は此度の金融崩壊の影響による外需の減少で瀕死になっておりますし、
毎年人口増加に伴い数千万単位で増加し続ける労働人口と、輸出産業から弾き出された労働者による失業者が膨大な数に昇っており、これはこれからも増え続けると思われます。

昨今の支那は政策方針に内需の向上を上げていますが、外国との競争するには技術が足らないし、技術を頂く為に外資を呼ぶにも世界的な需要が冷え込んでいる。
支那の内需を上げるのは賃金向上に直結するので外資が逃げる要因となりますし、内需を増やすにもどのようにして働かせてどの程度賃金を与えるかのサジ加減が非常に難しいと思いますな。

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