【ベトナム】ベトナム北部のタインホア省で今週初め、同国で約1年ぶりの鳥インフルエンザ患者と確認された女児(8)の姉(13)が先週死亡していたことが判明し、死因が鳥インフルエンザだった可能性が指摘されている。AFP電などが伝えた。
姉が死亡したのは今月2日で、担当医師は「症状は腹痛、高熱、下痢で、デング熱かマラリアを疑った。鳥インフルエンザの可能性は感染例がなかったため考えなかった」と話している。姉の遺体は検体の検査を受けないまま埋葬されたため、鳥インフルエンザに感染していたか確認はできない状況だという。
妹はH5N1型ウイルスへの感染が確認されたが、症状は快方に向かっているという。姉妹は症状を訴える前にニワトリやアヒルの料理を食べていた。
世界保健機関(WHO)によると、ベトナムで確認されたヒトへのH5N1型ウイルス感染は2003年以来107件で、このうち52人が死亡している。