神奈川県の県立高校に2006年度に在籍した生徒の個人情報がインターネット上に流出した問題で、神奈川県と日本IBMは8日、生徒約11万人の個人情報がネット上で閲覧可能な状態になっているのが確認されたと発表した。悪用されたとの報告はないという。
県教育委員会によると、流出したのは生徒が授業料の口座振替に使った口座番号や名前、住所など。授業料口座振替システムを開発した日本IBMがファイル交換ソフト「ウィニー」上で発見した。
県は昨年11月、「11万人分の個人情報がネット上に流出しているおそれがある」と発表。約2000人分の流出を同月中に確認していた。(23:56)