両親の不法滞在を理由に国外退去を命じられているフィリピン国籍の少女。期限が再び迫る中、集まった署名は1万4000人を超え、少女は7日、新たに集めた署名を法務大臣あてに提出しました。
「署名ありがとうございました」(カルデロンのり子さん)
生まれ育った日本にいたいと訴える、フィリピン国籍の少女カルデロンのり子さん(13)。お正月も3日から、自宅に近い駅の前に立ちました。
配ったのは、署名に協力してくれた人たちへの感謝の気持ちを記した「ありがとうカード」。
「私の家族のために、これからの私のために署名に協力してくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」(カルデロンのり子さん)
のり子さんは両親の不法滞在を理由に、国外退去を命じられています。来週、14日までの滞在期限の延長は認められましたが、その後も日本にいられるかどうかはわかっていません。
のり子さんと両親は年末も、ずっと街頭に立ち続けてきました。これまでに集まった署名は1万4375人分。
「1万人分をこえるとは思ってなかったので、これだけの人に支えられてると思った」(カルデロンのり子さん)
のり子さんは7日、新たに集まった署名を法務大臣あてに提出しました。
「もう(期限の)1週間前なんですけど、不安もすごく高まって来て、ちゃんと自分の気持ちをここで伝えられたので14日は(日本にいられるように)頑張りたいと思います」(カルデロンのり子さん)
(07日16:22)