麻生首相、高額所得者「盛大に消費を」＝定額給付金

　衆院予算委員会は8日午後、2008年度第2次補正予算案に関する審議を続けた。麻生太郎首相は、当面の焦点で同案に盛り込まれた2兆円の定額給付金について「高額所得者がもらった場合は盛大に消費していただくのが正しい」と述べ、消費刺激のため高額所得者も受け取って使うべきだとの考えを強調した。民主党の菅直人代表代行への答弁。
　首相は定額給付金の実施を決めた昨年11月、高額所得者が受け取るのは「さもしい」などと述べ、受給辞退を呼び掛けたが、6日には、記者団に「消費刺激に意義がある」として、受け取るのが望ましいとの考えを示していた。首相は、自らの判断の変更を正式に明らかにした形だ。　

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