都内会社役員、日本人を契約者に仕立て不法滞在中国人に住居違法あっせん 一斉摘発
都内の会社役員の男が日本人を契約者に仕立てて、不法滞在の中国人などに違法に住居をあっせんしていたことがわかり、神奈川県警は、不法滞在の中国人らが住む都内のアパートなどおよそ40カ所の一斉摘発を行った。
一斉摘発は300人以上の捜査員を投入し、東京・神奈川など、不法滞在の外国人が住むアパートなど36カ所で行われ、入管法違反の疑いで、これまで中国人などあわせて19人が逮捕された。
今回の摘発は、2008年10月に偽造有印私文書行使の疑いで逮捕され、現在公判中の東京・板橋区の会社役員・伊藤静朗被告(41)らのグループが日本人を契約者に仕立て、不法滞在の中国人などに違法に住居をあっせんしていたことが判明し行われたもの。
伊藤被告は、無料の中国語の新聞で入居者を募集し、これまでに600件以上をあっせんしていたとみられている。
神奈川県警は、犯罪者の拠点もあるとみて分析を急いでいる。
(01/08 13:05)