京都市は市立病院(中京区)の整備運営事業で、府内の公立病院で初となる民間資本を活用したPFI(民間資金主導)方式を導入すると発表した。
PFIは学校や病院など公共施設の建設に際し、設計・建設から維持管理までを一括して民間業者に委託し、国や自治体が運営費などを支払う仕組み。
同病院によると、期間は来年度から27年度までの18年間。期間中に北館の建て替えや内部改装を予定し、従来の個別契約に比べて経費を約5・6%削減でき、長期計画に基づいた効率的な維持管理や質の高い医療サービスを提供できるという。
同病院は3月までに事業者を募集し、来年度中に事業者を決定するという。【小川信】
毎日新聞 2009年1月8日 地方版