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攻撃止んだ3時間、ガザ市民ら買い出し・負傷者搬送

2009年1月8日14時3分

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写真パレスチナ自治区ガザで7日、パン屋に並ぶ人たち=AP。イスラエルはこの日昼、3時間にわたってガザへの攻撃を停止した

写真パレスチナ自治区ガザで7日、イスラエルによる3時間の攻撃停止中にタンクに水をためる人たち=AP

 【ラファ(エジプト・ガザ境界)=田井中雅人】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を一時停止した7日午後、つかの間の平穏を待ちかねたように、ガザの住民らが買い出しや負傷者の搬送に走った。

 中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、攻撃が停止された午後1時すぎ、ガザ市内のパン屋前には長い行列ができた。列に並んでいた女性は「空爆が始まってから外出できず、蓄えておいたパンとオリーブだけを食べて、しのいでいる。こんな日々がいつまで続くのか」と話した。

 ガザ最大のシファ病院にいた男性は「空爆で壊れた建物の下敷きになったけが人たちを、攻撃がやんだ間に病院に運び込んだ」と息を切らしながら話した。ただ、携帯電話がなかなかつながらない状態で、救急車を呼ぶことすら困難になっているという。

 3時間の攻撃停止時間内に支援物資を運ぶトラックが次々とガザに入ったが、国連関係者は「時間内に配給地点までたどりつけない住民も多く、物資が行き渡らない」と懸念を表明した。

 国際赤十字も「家の中に取り残されている負傷者を救出するためには、さらなるアクセスの確保が必要だ」との声明を出した。

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