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業務上横領:国保料を着服容疑、元豊島区職員逮捕 45人分330万円 /東京

 住民が納めた国民健康保険料を着服したとして、警視庁捜査2課と池袋署は7日、練馬区大泉学園町1、元豊島区国民健康保険課主任主事、柴田浩二容疑者(43)を業務上横領容疑で逮捕した。昨年4月から同区役所窓口で保険料の徴収などを担当し、同年7~10月にかけ区民約45人から計約330万円を着服したという。

 逮捕容疑は、昨年9月下旬、豊島区内の女性(66)から07年度の保険料約19万円を横領したとしている。柴田容疑者は消費者金融などから約3000万円の借金があり「返済にあてた」と容疑を認めている。

 柴田容疑者は保険料滞納者を狙い、納付の相談に応じるとうそを言って個室に誘導。現金を受け取りながら納付手続きを取らずに着服していた。着服金のうち約220万円は後で補てんしていたという。

 昨年10月、住民が持ってきた領収書と記録が異なることに職員が気付いて発覚。柴田容疑者は12月11日付で懲戒免職になった。高野之夫区長は「未然防止できなかった責任を重く受け止め、心よりおわびしたい」とのコメントを出した。【杉本修作、酒井祥宏】

〔都内版〕

毎日新聞 2009年1月8日 地方版

 
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