ユーロ圏経済、この数カ月に大幅悪化=ECB総裁
[ワシントン 7日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は7日、ユーロ圏経済は過去数カ月間に大幅に悪化したとの認識を示した。雑誌インスティテューショナル・インベスターとのインタビューで述べた。
「実体経済が大幅に悪化したのは明らかだ。ECBや各国中銀のスタッフによる2010年の成長率予測はゼロからマイナス1%のレンジとなっている」と語った。
総裁はまた、現状を踏まえると、インフレ期待の抑制がこれまで以上に重要となっていると指摘。デフレは現在のところ脅威ではないと述べた。
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