岡山放送局

2009年1月7日 19時29分更新

三菱自工水島900人削減へ


岡山県倉敷市の三菱自動車工業水島製作所の派遣社員と期間従業員が、今年3月までに新たに900人以上削減されることが明らかになりました。

三菱自動車工業は、去年11月、景気の悪化で自動車の生産台数を当初の計画より減らすのに伴い、国内にある5つの工場すべてで派遣社員と期間従業員を削減することを決めています。

このうち主力工場である倉敷市の水島製作所では先月までに250人を削減していますが、さらに今年3月までに900人以上削減されることが明らかになりました。

これによって、削減前はおよそ1400人いた水島製作所で働く派遣社員と期間従業員のほとんどが削減されることになります。

また水島製作所は、先月下旬から乗用車の生産ラインで働く従業員全員に金曜日にも休暇を取得させ、週休3日としていますが、今月12日からは深夜の勤務もなくして生産調整を拡大することになりました。

三菱自動車工業は「ここまで業績が落ち込むとは思っていなかった。人員削減は当初から予定していたとはいえ、経営が苦しい中の苦渋の選択だ」と話しています。