きょうは、七草です。1年間の健康などを願って、各地で様々な行事がありました。都城地方では、子供の健やかな成長を祈る伝統行事、七とこ参りが行われました。七とこ参りは、旧薩摩藩の時代から伝わる新春の伝統行事で、毎年1月7日に数え年で7つになる子供たちが宮参りをして、厄払いを受けます。都城市の神柱宮には、晴れ着姿の子供たちが、家族と一緒に訪れ、神殿で厄払いを受けながら、無病息災を祈願していました。この後、子供たちは、千歳アメなどのお土産を手に、家族と一緒に、カメラに収まっていました。(子供たちは)「今日の洋服うれしくてかわいい」「看護師さんになりたいです」(保護者は)「優しい人の気持ちを考える大人になって欲しいですね」「やっぱりもう、病気することなく、元気にですね育ってほしいですね。」以前は、七とこ参りが終わると、子供たちが、近所や親戚の家を7軒回って七草がゆをもらっていましたが、こうした風習も、最近では少なくなったということです。
「セリ」や「ナズナ」、それに、「スズシロ」などが入った「七草がゆ」が、市民に振舞われました。宮崎市の平和台公園にあるレストランでは、昔から伝わる、食の伝統と風習を大切にしようと、約50杯を用意しました。(訪れた人は)「なんとか景気の良い年になってほしい」「きっと健康に過ごせるのではないかと思う」「平和な年であってほしいと願っている」訪れた人たちは、春の七草の味と香りを楽しみながら、今年1年の健康を願っていました。
雇用不安が広がりを見せる中、県内のハローワークは、職を求める人たちで、年明けから連日、例年以上に相談が相次いでいます。宮崎市のハローワーク宮崎には、7日朝も、多くの人たちが訪れ、職員が窓口での相談に応じていました。ハローワーク宮崎によりますと、仕事始めとなった5日には、一日で、去年より約100件多い、約260件の相談が寄せられるなど、例年以上の混雑が続いています。(ハローワーク宮崎・中城栄彦さん)「(去年に比べ)倍くらい今年の1月の新規求職活動申込者の数は、増えている状況が今見えている。その増えている方のかなりの割合が、不安定就労から離職された方々ではないかなという感触は持っています。」ハローワーク宮崎では、1月末や、3月末にかけて、職を失う非正規雇用労働者の相談が増えるとみています。一方、県では、緊急対策として、臨時職員と非常勤職員、あわせて100人を募集していますが、県人事課によりますと、5日の募集開始から、7日までに、40件の問い合わせが寄せられたということです。
日南市の王子製紙日南工場は、1月から、さらに、減産を拡大しています。これは、景気や円高によって、主要製品である上質紙の需要が減少しているためで、月産2万3000トンの日南工場では、12月から生産調整に踏み切り、合わせて5000トンを減産、生産量を20パーセント減らしています。王子製紙日南工場では、従業員の残業や設備投資を圧縮し、経費削減に当たっています。
県議選に絡む連座制訴訟で、父親の有罪が確定したとして、福岡高裁宮崎支部から、当選無効の判決を受けた川添博県議会議員が、7日、判決を不服として上告しました。この裁判は、おととしの県議選に絡む選挙違反事件で、川添博県議の父親で、元自民党県連会長の睦身氏の有罪が確定したため、福岡高等検察庁が、川添県議に対し、連座制の適用を求めていたものです。去年12月、福岡高裁宮崎支部は、「父親の睦身氏と博氏が、意思を通じて選挙運動を行ったことは明らかである」として、連座制の適用を認め、川添県議に、当選無効と、同一選挙区からの立候補を5年間禁止する判決を言い渡しました。高裁判決を受け、川添県議は、上告する意向を示していましたが、7日、最高裁への上告状を福岡高裁宮崎支部に提出しました。
4月のごみの有料化を前に、現在、建設が進む延岡市の清掃工場で、7日から、新しい焼却炉が運転を始めました。延岡市では、現在の清掃工場が老朽化していることを受け、市内の長浜町に、総事業費約70億円をかけて、新たな工場の建設を進めています。7日は、現地で「火入れ式」が行われ、首藤市長らが、新しい焼却炉の稼働ボタンを押して、運転開始を祝いました。2基の焼却炉を備えたこの工場は、地上5階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで、延床面積は、約8千600平方メートル。延岡市のほか、西臼杵郡3町から、可燃ごみなどを受け入れます。工場には、高性能の排ガス処理設備や、余熱を有効活用する発電機が設けられ、隣接する市の関連施設に電気を送るなど、環境にも配慮されています。(延岡市清掃工場建設室・宇和田光洋室長)「環境にも優しく、循環型社会にも貢献する最新の施設です。(市民や町民に)親しみのある施設として、今後育っていくように願っています」延岡市では、今年4月から、「ごみ処理の有料化」がスタートする事になっていて、新しい清掃工場との相乗効果で、ごみの減量化や環境対策が促されるものと期待されています。新しい清掃工場は、今年度中に完成する見込みで、1月中旬から3月末まで試運転を行って、4月1日から本格稼動する予定です。
宮崎商業の3年生、赤川克紀投手が、ヤクルトスワローズの新人合同自主トレに参加するため、7日東京に出発しました。ヤクルトのドラフト1位、赤川克紀投手。7日は、赤川投手をみんなで送りだそうと、宮崎商業の仲間も空港に駆けつけました。(赤川克紀投手)「友達などが来てくれているのでうれしい」「準備はもう結構走りこんだんで、準備万端ですね」「まずは、体作りしっかりしてからやっぱり、キャンプについていけるためにしっかり体作りしていきたいです」「まずは一軍で1勝をあげることが目標です」赤川投手は、他の新人選手と寮生活を送り、1月10日から1月末まで新人合同自主トレに臨んで、2月1日からの沖縄キャンプに備えます。
寒さも、まだまだ、これからという時期ですが、春を思わせる便りが届きました。串間市では、早くも、オタマジャクシが姿をみせています。オタマジャクシが泳いでいるのは、都井岬に近い串間市大納地区の小川です。ここにきて、数百匹産まれているのを地元の人が見つけました。小川では、体長2センチほどのオタマジャクシが、群をつくっています。春を感じさせるオタマジャクシですが、県内は、週末から、厳しい冷え込みとなり、まだまだ寒い冬が続きます。
県内外の食品・流通関係者が一堂に会した、恒例の賀詞交歓会が、宮崎市で開かれました。7日は、県内外の飲食関係のメーカーや流通業者など、約260人が出席し、まず、宮崎食品はまゆう会の黒木美和子会長が、「去年は、食品偽装や汚染米などの問題が相次ぎました。今年は、決意と希望を持って日々の食をしっかり守りましょう。」とあいさつしました。続いて、全員で乾杯したあと、出席者たちは、新年のあいさつを交わしながら、食の安全や安心の確立へ向け、意欲を新たにしていました。
景気の悪化で、厳しい雇用情勢が続く中、県内最大の労働団体、連合宮崎の新春旗開きが、宮崎市内のホテルで開かれました。旗開きには、連合宮崎の加盟組合をはじめ、民主党や社民党の関係者など、約300人が出席しました。旗開きでは、連合宮崎の横山節夫会長が、「今年は、歴史的にみても重要な1年になる。積極果敢にチャレンジして雇用を確保したい」と挨拶しました。このほか、連合宮崎では、今年行われる衆議院選挙で、政権交代を訴えていきたいとしています。
JRA・日本中央競馬会が、宮崎市に、直営の場外馬券売り場をオープンさせることが分かりました。計画によりますと、場外馬券売り場は、宮崎市花ケ島町の、宮崎育成牧場のインフォメーションコーナー内に設置され、「ウインズ」といったJRAの既存の施設と同様に、中央競馬の全てのレースの馬券を買うことができます。JRAの直営店としては、南九州初の施設となり、JRAでは、早ければ、今年の秋のオープンをめざしています。