2008-12-25 03:01:56

無事説明会終了しました。

テーマ:村長エッセイ

2008年12月21日(日)18時半~20時半江東区文化センターにて

村の閉鎖についての説明会を開くことができました。本当にあり

がとうございました。HP上に簡単に内容をUPしました。


60頭の命を守れたのは、村を信じ応援いただいた方、最後まで

村を守ってくれた献身的な元スタッフたち、村のために獣医学的

支援をいただいた獣医師の先生方、移動先を探しているときに出

逢いお世話になった方々のおかげです。


自然に応援していただいた方々が、いろいろな形で再建の後押し

をしてくださいました。、、移動先でも、ご近所をはじめ村のわんこ

達を暖かく見守っていただいています。


23日には碧あおい(コーギー)、マルカ(M.ピンシャー)が卒業し

ました。碧は月ママのところに行きました。月と碧はルルの子で姉

妹です。姉妹仲良く最高の愛をママからもらえることになって本当

に感謝しています。そして、捨てられたマルカに家族ができました。

避難先のご近所の方です。マルカをよろしくお願いいたします。
愛情に飢えているマルカを幸せにしてあげてください。




今回、村は多くの犠牲を払いましたが、それ以上の誠の信頼関

係を築くこともできました。村のわんこの命をつないでいただいた

ご恩は忘れません。

どん底にいるときに得た皆さんのお心使いに、私の命も救われま

した。結構、自分も弱いな・・・って、思ったこともありました。。。


ふと、涙が込み上げてきています。

でも、さわやかな涙です。。。

説明会のときの、お一人お一人の顔が熱い目に、浮かびあがって

きます。

人の暖かさに、ふと甘えたくなりました。

逢うことって本当に大切なんだなって思いました。

その人の顔、手の暖かさ、に触れ私の心は癒されました。

そして、村がやってきたことが、正しかったと、自信を回復できました。


その暖かさは、村のわんこたちが、皆さんに・・・したものだったのかも

しれません。村のわんこが多くの方を癒してきました。これからも、

そうなるでしょう。。。




昨日、今日と内田先生がわんこの犬舎掃除に来てくれました。そして、

大型犬を連れて1時間お散歩に行ってきましたが、そのときの夕日

の光景が目に浮かびます。川沿いを歩き大地の臭いを確かめるよ

うにビアンカとシュリは歩いていました。初めて、ラティスの柵の外

に出れたのです。外のお散歩は3ヶ月ぶりです。


そして、村の再建準備委員会が作られることが決まりました。いろ

いろな方のお力をお借りし、村の再建が始まります。


明日、村の再出発の地の候補で打合せがあります。


こんな結果になると想像もできなかった今回のできごとに、必ず意味の

ある結果を出していきます。本当に感謝しています。


最後に、村の事件の最中、天国に召されましたエルママそして残された

ご主人に、村の再建を誓います。天国から見守っていてください。

村のカフェで素敵に輝いていた貴女の笑顔が今でも忘れられません。

エルに出逢えた喜びを私に語ってくれたときの笑顔・・・。本当に切ない

です。。。

ご主人、エルが結びつけた、短かった愛する人との結婚生活ですが、

きっと奥さんは最高の幸せをあなたからもらって、本当に幸せでいっぱ

いでしたよ。奥様の残したエルをよろしくお願いいたします。

エルと新しい村に遊びに来てください。



2008-12-15 06:30:21

村のわんこたちの近況

テーマ:村長エッセイ

村のわんこの近況


避難先でわんこたちは、のびのびと元気に遊んでいます。

広い駐車場をラティスで囲い区分けされた場所で、太陽の日も

浴びながら暮らしています。近いうちにその様子も写真で公開

しますね。ビアンカは近所の方に人気で可愛がっていただいて

います。たかあきは、相変わらず吠えまくって、私にいつも怒ら

れてます。レオナは10歳と思えないほど、クールで名ホスト健

在です、たけるはそのレオナジーに毎日絡んますが、やさしく

時に迷惑そうに遊んでもらっています。キャンディはめっきり

年をとりました、小梅も、うっすら白髪がはえてきました。

慶一郎は悲しげな瞳で私を見続けて愛らしいです。匠も元気

に吠えまくって、私に叱られています時々、たかあき!って叱っ

てしまい、たかあきがキョトンとすることも・・・。

めめたん、すずもいい子にしています。ピン、マルカも相変わ

らず落着きがなく元気です。龍介、ハナはしっかりとマテもで

きるように、訓練もしていますが、そのマテが長くできるように

なりました。その時の顔は相変わらず、可愛いです。

八重(るるの姉、ちこのこ)、あおい(るるの娘、ちこの孫)は

お互いなぜか威嚇しあってばかりです。といっても一方的に

おばさんにあたる八重のほうがお強いです。りりは、娘のルイ

が卒業したあと、落ち込んでいましたが、今では美桜の面倒を

しっかり見てくれて、時々遊んでくれています。うめは以前より

本当にふらつくことが多く心配です。ちーさんはもとから陰性で

したので、別の場所で今も暮らしていますが、そろそろお迎えに

行きます。そして最後シュリは、理解不能です。エリ先生のいっ

ていたことがよくわかりました。諦めずに訓練していこうと決め

ました。とにかく、全員下痢もせず、元気です。


木曜日、イガgon,ゆうgon村のわんこのお世話に来てくれて

本当にありがとう。助かりましたよ。来週結果がでたら報告する

からね。


以上 村のわんこの近況でした。



ご近所の方への感謝


ご近所の方の暖かい支援に守られ本当に感謝しています。

ラティスの設置の際もお隣のお父さんがいろいろと助けてくれた

り、おかげで立派な小ドッグランができました。お散歩に行けない

村のわんこたちにとって、駐車場スペースにオアシス誕生です。


ご近所の方にも

イヌブルセラ症のことも理解していただき、村のわんこの状況も

理解していただき胸が熱くなる思いでいます。また、ご近所の方

々が一生懸命に里親を探そうと多くの方にお声をかけていただ

いています。その方の暖かいお気持ちへの感謝と裏腹に、申し

訳ないと思う気持ちでいっぱいです。なぜなら、一般の方への譲

渡となり、今の段階で、里親で出せる子が限られるからです。助け

たいと言うお気持ちに素直に、よろしくお願いしますと言えない自

分がいます。陰性であっても、病気のことをしっかりと理解してい

ただき、その覚悟をもっていただいた方のみ譲渡は決まります。

そのことを、どうお伝えするか難しいのです。気分を害される方も

おられるかもしれません。そんな中、今回マルカが卒業できるかも

しれません。2回目も陰性そして、3回目の検査結果が陰性であ

れば決定します。

一度捨てられたマルカが今回家庭へ戻れるチャンスです。どうか

陰性でありますよう願っています。素敵な家庭でご家族全員が

マルカを気に入ってくれました。病気のこともしっかり理解してく

れた上で一般の方への譲渡となります。

ご近所の方の暖かいお気持ちが、今回のご縁を結んでくれたの

です。本当に感謝しています。


そして村のわんこがお散歩に出る日が・・・


レンタル犬セラピードッグとして、人が大好きで遊びたい盛りの

わんこたちには、今はとても苦しい状況かもしれません。

人に甘えに行く、ビアンカやたけるたちをみて、胸が締め付け

られる思いです。通りの方が、集まって来られるたびに病気の

説明をしています。今までは説明してきましたが、これからもす

べての方に言い続けるわけにはいきません。今回、ラティスで

囲いをしたのはそのためでもありますす。


通りがかりのおじさんに『お散歩はいかないの?』と言われまし

た。それに答えられなかったのが、歯がゆくてたまりませんでし

た。お散歩犬だった村のわんこたち・・・。


今回、残った村のわんこ達が、この囲いから外に出られる日は

何時なのか。その日がくるのか。一生ジャネットの犬ブルセラ犬

だと言われ迫害を受け続けるのか。いろいろな思いが胸をよぎり

ます。


最近仕事帰りによってくれる元社員と同じ年頃の若いこが、今

会社でゴタゴタに巻き込まれて疲れているから、見てるだけで

も癒されますと言ってくれました。思えば、レンタル犬ドッグセラ

ピーお散歩犬の原点だった言葉です。


10年間の歴史が蘇ってきます。何度も経営の危機を迎えても、

皆さんのお力をお借りして、守って来れた村でした。その火が

消えてしまうのか。再び、勢いを持つのか。私次第なのです。

今、自分に負けてしまえば、信じてくれた方に申し訳がありませ

ん。信じてくれている卒業生のパパママたちにも、申し訳ありま

せん。


説明会に参加いただける方がたからのメールをいただき大変

驚いています。本当に嬉しかったです。孤独であっただけに、

我慢していた涙があふれてきました。本当にありがとうござい

ます。説明会ですべての方にご理解いただくことは無理かも

知れませんが、心をこめて、お話させていただきます。


支援金の一部で、村の引っ越しと手作り小ドッグランの設置をさ

せていただきました。今のびのびと走り回ることができているの

も皆様のおかげです。明日記帳に行きます。まだ、お礼のお電

話をできていない方、本当にすみません。支援金はこの子たち

のために有効に使わせていただいています。今後、まとめて総

額と使途をお知らせさせていただきます。


説明会では、村の再生についてお話しさせていただきます。私が

受けた水曜日金曜日に受けたMRIの結果が木曜日以降にわか

ります。その結果に左右されますが、獣医師会有志の先生、主

治医の先生方々のご意見、ご協力を得、村民の方々の多数の

同意が得られれば再生に動き出します。


皆さんの応援を得て、いつの日か、村のわんこたちが、

正しい検査を行い陰性の証明を重ね、一日も早くこの

ラティスの外に出られる日が来るのを願っています。

2008-12-08 06:35:15

ジャネット村のために

テーマ:村長エッセイ

説明会参加メールをいただきありがとうございます。

師走の忙しい中開催させていただくこと申し訳なく思っています。

別の日にも開催いただきたいとのお声もありましたが、申し訳

ありません。説明会は今回のみとなります。勝手をお許しくだ

さい。


現在の村のわんこメンバーは下記のとおりです


うめ(きゃばりあ)

キャンディ(きゃばりあ)

小梅(きゃばりあ)

あおい(コーギー)

やえ(コーギー)

ビアンカ(ゴールデンレトリーバー)

シュリ(ダルメシアン)

レオナ(Mダックス)

たかあき(ポメラニアン)

めめたん(ポメラニアン)

匠(ポメラニアン)

たける(ポメラニアン)

慶一郎(イタグレ&ポメのMIX)

りり(Sちわわ)

美桜(Lちわわ)

ちー(Lちわわ)

龍介(パグ)

ハナ(パグ)

ピン(Mピンシャー)

マルカ(Mピンシャー)

すず(トイプードル)


21頭全員みんな元気いっぱいです。42の瞳に囲まれています。

避難先で、皆様の温かい愛情の中、その瞳は素敵に輝いています。

最近気になるのは、うめの足腰が弱くなってきたこと。日々の

お散歩をまた始めようと思っています。

卒業したわんこ達も元気だとのご報告をいただいています。

本当に感謝しています。


ジャネット村をご支援いただいている方、ジャネットのわんこ卒業生

のために、今回の事件を、前向きにとらえ、もう一度立ち上がること

を決めました。

今まで、後ろ向きに構えていた自分、諦めていた自分に気づきました。

多くの方に支えられているのがわかりました。一部の匿名の方々に

振り回されていた自分がいます。

本当に私が一番に目を向けなければならないのはジャネット村のため

にということ、信じていただいている方々に前向きな自分をお見せし、

村のわんこ、卒業生を守ることだと気づきました。

そうすることで、社会的な責任も果たしていけるのだと思いました。


私にとって、今回の経験は生まれて初めてのものでした。目に見えない

匿名のネット上の意見に振り回されていました。

しかし、そういった、ご迷惑をおかけした方々のためにも、ジャネット村

を守っていかねばならないと思いました。その方々にお返ししていくため

にも立ち上がります。


今までご心配おかけし申し訳ありません。

正直、精神的にかなり追い詰められた時期もありました。いろいろな

考えがあって当たり前です。すべての方に、ご納得いただけることは

不可能です。

できることをし、理解していただけないことは謝罪し、今まで通りにまっ

すぐに生きていきます。これからも村のわんこ、卒業生のために裸一

貫もう一度前を向いて戦うと決心いたしました。険しく難しくもあること

ですが、やれることをまずやって行きます。

そして、だめなら、その時に頭をさげると決めました。


今回、私を前向きにしていただいた村民の方々、親方、内田先生、支

援者の方々、獣医師会の獣医師の方々、主治医の先生方、本当に

ありがとうございます。


昨日、早朝、救急車で病院にいきました。急激な頭痛と吐き気で歩け

ませんでした。私は通常血圧は低いのですが、かなり上昇していまし

た。CTIの結果は異常なくおそらく緊張によるものかもしれないとの診

察結果でした。とりあえず、MRIで今週、2回検査を受けます。

初めての痛みで今も時折、痛みが襲ってきます。薬を飲むとおさまる

繰り返しです。

私は、わんこを守るために健康でいなければなりません。

ストレスをなくしていきます。言いたいことを正々堂々と言います。

そして、匿名で憶測、表面だけで意見する方々には、それなりの対応

をします。失礼が今後あるかも知れませんが、この場でお詫びしてお

きます。


検査結果に問題がなければ、すぐにでも


            ジャネット村のために

                              新しい動きを始めます。


救急車の中で、思ったことは、何を俺は弁解ばかりしてるんだという

ことでした。大切なことをないがしろにし、許してもらおうとばかり思っ

ていた自分、村のわんこの命を守ることができたじゃないか。それで

充分だ。あとは、信じてくれた方々のために前に進むしかないじゃな

いか。表面だけを見てる人に何を言っても同じだと気付きました。

いろいろとまた言われるでしょうが、信じていただいたかたがたのた

めに、ご迷惑をおかけした方々へ返していくために一生懸命、体力を

つけて健康体に戻し、村の再生に向け前進していきます。


村の再生にあたり、どういう方法をとるかは

専門の獣医師の方がたにお知恵とお力をおかりし、考えていきます。

また、村民のかたがたにも意見と同意が得られるのであれば、形にし

ていこうと思っています。説明会ではそういった話もさせていただきま

す。


ぜひ、応援してください。