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「奈良漬を食べた」酒気帯び運転も (2/2ページ)

2009.1.8 05:02
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 道交法違反(酒気帯び運転)で捕まった保育士は春日部市一ノ割、関根佳子(よしこ)容疑者。悪事は帰宅途中の事故がきっかけでバレた。

 春日部署によると、関根容疑者は6日午後11時43分ごろ、自宅近くの信号機のない市道交差点で、酒気帯びの状態で軽乗用車を運転。一時停止を無視して直進したため、右方向から進んできた軽トラックと出合い頭に衝突した。双方にけがはなかった。

 関根容疑者から酒のにおいがしたため飲酒検査が実施され、呼気1リットル当たり0.55ミリグラムのアルコールが検出された。酒気帯びの基準「0.15ミリグラム以上」を大きく上回る数字だ。実際には、運転前に母親が営む飲食店でビールや焼酎を飲んでいたのに、当初調べに対して「奈良漬を食べた」の一点張りだった。

 奈良漬は塩蔵したウリを、熟成させた酒かすに3カ月以上漬け、アルコールと糖をしみこませた漬物。漬物に詳しい宇都宮大の前田安彦名誉教授(78)によると、JAS(日本農林規格)法ではアルコールが3.5%以上ないと正式には奈良漬と認められず、高級品では5%程度含有。1キロ(!)でビール2本分に相当するらしい。

 前田氏は「奈良漬は安物でもアルコールが3−4%あり、たくさん食べれば酔います。言い訳としては通じますよ」と指摘。とはいえ、アルコールはアルコール。本当にたくさん食べちゃったら、運転は控えるのがドライバーの常識です。



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