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新刊:文学・評論 『チベット侵略…』=アブラム・ラストガーテン著/戸田裕之・訳

 ◇『チベット侵略鉄道 中国の野望とチベットの悲劇』

 単なるチベット鉄道物語ではない。建設に隠された衝撃の事実を暴く。鉄道の開通は漢民族によるチベット同化戦略にほかならない。「青蔵鉄道完成は“チベット2度目の侵略”の完了だ!」とする声も。鉄道建設の苦労話と犠牲の現実を対照的に描くなか、中国の真の狙いが浮き彫りになる。中国とチベットの生身の奥深い関係が初めてベールを脱ぐ。(集英社・2520円)

毎日新聞 2009年1月7日 東京朝刊

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