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「私たち、発達障害と生きてます」 好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷きながら共感しながら読めて,たくさんの勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ,豊富な「活きたヒント」が見つかるはず! の1冊です。
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年末から気になっていたのですが,やっぱり触れておこうと思います。
発達障害診断停止へ こども医療センター 医師退職で来年4月(沖縄タイムス)
記事によれば,沖縄県立南部医療センター・こども医療センターの児童精神科(こころの診療科)の“ひとり部長”を勤めていらっしゃった先生がこの3月末で退職されるのだそう。患者さんの急増に対応しきれなくなり,すでに今年度は新患を受け付けられない状況だったようです。
そして後任の医師は未定…応募がなければ児童精神科での診療は不可能になってしまいます。
なんだかとても複雑な気分。
発達障害ブームなども手伝って,近年ようやく注目を集め始めた児童精神科医ですが,爆発的に膨らんだ現場のニーズにはまだまだ対応しきれていないのが現実…私が知る範囲では児童精神科医の先生方はみなさん情熱にあふれ使命感に燃えていらっしゃる,といったとてもアクティブな印象(やっぱり相当)があるのですが,現場のあまりの忙しさに忙殺されているのも確か。
この沖縄の報道を知って複雑な気持ちになった理由は,うまく言語化できないかもしれないのですが
- 臨床現場で児童精神科医は必要とされているんだな,という少し嬉しい気持ち …と,
- 現場のニーズを満たしきれないが故に,児童精神科医療はピークに到達する前に衰退し始めているのではないか,という不安
のふたつの思いが入り交じっているからだと思います。
現場からのすべての要求に余裕を持って応えるほどのマンパワーがそもそもない分野なのに,需要に十二分に応えることを期待されている…,
そのプレッシャーはものすごく大きいですよね。
現場の少数の医師たちのがんばりだけで踏ん張れる時期はもう過ぎてしまったのかもしれません。
かといって地方行政や国政を責めても,結局は東京都の「妊婦たらい回し事件」のように地方行政と国政が責任を押しつけ合うことになってしまうのかも…それはすごく不毛な争いだし,見ていても悲しい思いがしますよね。
それでも,国でも自治体でもどちらでもいいから,どちらかが臨床現場での児童精神科診療の重要性を認識してくださって,採算性を度外視してでも需要にきちんとこたえるべし,という方針を示してくださればいいのに…とつい思ってしまいます。
こどもたちが元気に育たないと,将来のおとなたちだってきちんと社会を支えられなくなる恐れがある,
そんなあたりまえのことに国政や地方行政の担当者の方々にはやく気付いていただけたらいいな,と思います。
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