首都圏放送センター

2009年1月7日 23時30分更新

豊島区元職員 横領容疑で逮捕


東京・豊島区の元職員が、区役所で支払われた国民健康保険料およそ18万円を着服していたとして業務上横領の疑いで逮捕され、警視庁は、およそ3か月であわせて300万円余りを着服していたとみて調べています。

逮捕されたのは、豊島区国民健康保険課の元主任主事、柴田浩二容疑者(43)です。
警視庁の調べによりますと、柴田元主任主事は、去年9月、区役所の事務室で、66才の女性が支払った国民健康保険料およそ18万円を着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、柴田元主任主事は「3000万円以上の借金があり、消費者金融への返済にあてた」などと供述し、容疑を認めているということです。
保険料を納めたのに「滞納がある」と言われた区民からの問い合わせで発覚し、先月、懲戒解雇されています。
警視庁は、柴田元主任主事が、去年7月からのおよそ3か月で、45人の区民が支払ったあわせて300万円余りの国民健康保険料を着服していたとみて調べています。豊島区の高野之夫区長は記者会見し「あってはならないことでおわび申し上げます。防止できなかった責任を重く受け止めています」と陳謝しました。