【アニメ】筑後を舞台にした「神霊狩／GHOST HOUND」　筑後弁徹底のために久留米市出身者が直接指導

1 ：あやめφ ★：2008/09/27(土) 18:49:47 ID:???

筑後地方を舞台に、せりふも筑後弁のアニメーション作品が静かな人気を集めている。
作品は「攻殻機動隊」シリーズで知られる漫画家、士郎正宗さんが原案を手掛けた「神霊狩／
GHOST HOUND」。せりふの方言を地元の人が聞いてもあまり違和感がない。それもそのはず、
久留米市出身者が声優たちに直接指導したのだ。

「神霊狩」は架空の町「水天町」に住む中学生が、現世と「幽世（かくりよ）」と呼ばれる異界を
行き来しながら事件の謎を追う物語。昨年10月から今年4月まで全22話が、民間衛星放送で
放送された。

筑後弁のアニメを作るきっかけは、脚本を手掛けた小中千昭さんが以前に柳川などを旅した時、
土地の言葉にふれ、親しみを感じたからという。

「方言を大事にしたい」と制作会社の「プロダクションIG」は、久留米市の映画団体「ビジュアル
コミッション筑後」に依頼し、筑後弁をチェックしてもらう念の入れよう。

同団体はうきは市や八女市などの市民約10人を集めて台本を添削。さらに東京でのスタジオ
録音では、声優の発音や抑揚を直接指導するため、東京在住の久留米市出身者に声をかけた。

方言指導には、久留米市東京事務所に勤めていた同市職員の吉田忠隆さん（52）、東京の
声優養成所に通う山川朋美さん（25）、衆院議員秘書の古賀志保さん（33）の3人があたり、
約半年かけた。

「同じ西日本の方言だからか、最初は関西弁っぽくなる失敗が多かった。目立ったミスから徐々に
直しました」と山川さん。声優たちは自宅でも練習するなど熱心な人が多く、どんどん筑後弁を
使いこなせるようになったという。

「神霊狩」はDVDも発売され、17日に最終巻となる第8巻が発売されたばかり。古賀さんは
「このアニメをきっかけに筑後弁が全国で市民権を得られるといいですね」と話す。

西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/49852
神霊狩／GHOST HOUND
http://anime.goo.ne.jp/special/ghosthound/