デルデル呼吸は、腹横筋で息を吐き、横隔膜で息を吸う呼吸法。息を吐くときに腹横筋が収縮すると、横隔膜は弛緩して上がります。
息を吸うときは横隔膜が下がり、逆に腹横筋は弛緩してお腹がふくらみます。
※ 時間(秒数)はあくまでもひとつの目安です。
あまりこだわる必要はありません。
自分で楽にできることが大切です。
デルデル呼吸をマスターするために、まずお腹の動きを確認しておきましょう。
お腹の前面、わき腹、腰の背中側などに手を当てて、お腹の動きを感じてください。
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1.仰向けになり、ひざを立てて、両手は体から離して、自然に呼吸してください。
2.おへその上に両手を当てて、自然な呼吸を続けます。ゆっくり呼吸しながら、
息を吸うとお腹がふくらみ、吐くと元に戻るのが分かりますか?
3.両手を左右のわき腹に、少し強めに当てて呼吸を続けてください。
息を吸うとお腹の前面だけでなく、わき腹もふくらんだり、しぼんだりするのを
確認してください。
4.親指だけを背中側にまわして、やや強く押し当てて呼吸を続けてください。
とにかく大切なことは、お腹が呼吸にあわせて動くのを確認することです。
ここまでの1〜4までの動作を5回程度くり返したら次のステップへ進みます。
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次は、息を”吐く”感覚をつかみましょう。軽く吐く→深く吐くの2段階呼吸で、
腹横筋を収縮させるデルデル呼吸のコツをマスターします。
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1.仰向けになり、両手をわき腹に当てます。そのまま、力を抜いてフーッと軽く息を吐いてください。
目安は1秒くらい。お腹が軽くしぼむのが分かるでしょうか。
2.息継ぎをしないで、さらにゆっくりと深く、力を抜いてフーッと息を吐きます。
目安は3〜4秒くらい。お腹がより絞り込むことを確認しましょう。腹巻状の腹横筋が、
全体にギューッとしぼんでいく様子をイメージしながら吐いてみましょう。
3.息を吐き終わったら、そのあと自然に息は吸い込まれ、お腹がふくらむはずです。目安としては2秒。
ここまでの1〜3の動作を3〜4回くり返したら、ついに次はデルデル呼吸へ。2段階に分けて
しっかり吐けましたか?
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これがすべての基本。「深く吐いて、自然に吸う」呼吸を身につけましょう。
ポイントは、全身の力を抜き、とくに息を吐くときに力を抜くことです。
お腹は無理にふくらませたり、へこませたりせず、自然に。
お腹の脂肪が気になる人は、手を強めに押し当てるのがコツです。
■あお向け(左の図1)
1.仰向けになり、ひざを立てて、全身の力を抜いて両手をおへその上に当てましょう。
2.フーッと軽く息を吐く、目安は1秒ほど。息を吐くのは、口でも鼻でもやりやすいほうでOK。
お腹が軽くしぼむのを確認してください。
3.さらに力を抜くような感じで、フーーーッと息を吐く。目安は3〜4秒。
フッフッフッと小刻みに吐いてもかまいません。
4.吐き終わったら、お腹がふくらむのを感じながら、自然に息を吸います。
再びここまでの1〜4の要領で息を吐き、息を吸います。ラクに呼吸できるペースで
10回程度くり返してください。
■左向き・右向き(左の図2・3)
1.まずは左向きから。ひざを曲げて体の左側を下にして横向きになり、全身の力を抜いて、
右手を右脇腹に当てます。親指は背中側にまわし、やや強めに当て、左手はラクな位置に置きます。
2.フーッと息を軽く吐きます。目安は1秒。右側の脇腹や腰背部が軽くしぼむことを確認します。
3.さらに力を抜くような感じで、フーーーッと深く息を吐きます。目安は3〜4秒。
フッフッフッと小刻みに吐いても良いです。
4.吐き終わったら、脇腹や腰背部がふくらむのを感じながら、自然に息を吸ってください。
ここまでの1〜4までの要領で息を吐き、息を吸う。これも10回ほどくり返してください。
「あお向け」「左向き」「右向き」を各10回で1セットとして3セットしたら完璧です。
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