韓国ロッテ、斗山の酒類事業を5030億ウォンで買収へ

2009年 01月 7日 09:31 JST
 
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 [ソウル 6日 ロイター] 韓国ロッテグループは6日、中堅財閥の斗山(000150.KS: 株価, 企業情報, レポート)から酒類事業を5030億ウォン(3億8600万ドル)で買収すると発表した。ロッテの飲料事業拡大に拍車がかかる見通し。

 斗山は前月、ロッテ傘下のロッテ七星飲料(005300.KS: 株価, 企業情報, レポート)を買収の優先交渉先に選んでいた。

 斗山は韓国取引所への提出文書で、今回の事業売却が負債の削減や持ち株会社への移行の一助となるほか、新規事業のための資金確保につながると表明した。

 小売りからホテル経営、建設まで手掛けるロッテは、高い資金調達能力を背景に、韓国ビール2位でベルギーのビール大手インベブ(INTB.BR: 株価, 企業情報, レポート)傘下のOBビール買収をめぐっても最有力候補とみられている。

 関係筋によると、インベブはOBビールの売却を検討している。

 ロッテのスポークスマンは、OBビールは見売り先を探していないことから、現段階で買収は検討していないと表明。昨年11月に示した立場をあらためて確認した。

 
 

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