在留特別許可求め署名提出 退去処分のフィリピン家族 (01/07 17:37)
強制退去処分を受けた埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・のり子さん(13)=蕨市立一中1年=と両親が7日、法務省を訪れ、処分取り消しと在留特別許可を求める森英介法相あての約7400人分の署名を担当者に手渡した。 のり子さんは「(担当者に)自分は日本で生まれた。日本に友達もいるし将来の夢もある。勉強を続けさせてほしいと伝えた。分かってくれると思う」と緊張した表情で話した。 国内滞在を一時的に認める仮放免の期限は今月14日。同様の署名は昨年11月にも嘆願書に添えて提出しており、署名は計約1万4400人分になった。 のり子さんの父アランさん(36)と母サラさん(38)は、1992年と93年に他人名義のパスポートで入国。2006年に発覚し、強制退去処分を受けた。処分取り消しを求める訴訟は昨年9月、敗訴が確定した。 |