健康を祈り、おいしそうに七草がゆを食べる人たち=7日、杵築市杵築の大衆演劇場「きつき衆楽観」前
年末年始の“ごちそう”で疲れた胃に「春の七草」を―。
七草の節句の七日、杵築市中心部に元日の朝、オープンした大衆演劇場「きつき衆楽観」前の広場で、一年の邪気を払い、万病を防ぐといわれる「七草がゆ」が振る舞われた。
杵築を愛する会(平田泰彦代表)のメンバー約十人が、午前九時から準備を開始。二升の米を大きな鉄鍋で炊き、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七草を加え、約百五十食分が出来上がった。
「江戸情緒あふれる杵築の城下町に、昔から続く節句の行事を残したいと始めました」と平田代表。五年ほど前から、振る舞いを続けている。
杵築市南杵築の北村昭さん(43)は「おいしい。正月は、揚げ物や酒をたくさんおなかに入れたので、胃が喜んでいると思います」とにっこり。湯気を立てるかゆを、ゆっくりとすすっていた。
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