指定暴力団稲川会の本部事務所が入居したビル=7日午後、東京都港区赤坂 稲川会事務所が赤坂に移転 警視庁、住民と排除運動へ指定暴力団稲川会の本部事務所が東京都港区六本木から港区赤坂に移転したことが7日、警視庁の調べで分かった。警視庁は移転先の地域住民らと協力して暴力団排除協議会をつくり、事務所設置を阻止する運動を進める方針。 警視庁組織犯罪対策3課によると、稲川会は構成員が約4800人で、指定暴力団としては山口組、住吉会に次ぐ規模。移転先の約250メートル先には住吉会の本部事務所があり、赤坂署が警戒を強めている。 稲川会の本部事務所は1972年から六本木の雑居ビルにあったが、老朽化でビルの取り壊しが決まった。今年2月末に退去することになったため、約500メートル離れた赤坂の土地と3階建てビルを約3億2000万円で購入したという。 移転先近くに住む主婦(28)は「保育園児の娘がいるので治安が悪くならないか心配」と不安そうに話す。警視庁幹部は「本部事務所は作らせない。住民パワーで暴力団の侵入を阻止する」としている。
【共同通信】
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