2009年1月7日 15時13分更新
7日朝早く、東京・世田谷区で住宅が全焼し、家族8人のうち小学生の男の子と幼稚園児の女の子を含む4人が死亡し、3人が重軽傷を負いました。
警視庁と東京消防庁は、現場検証をして火事の原因を詳しく調べています。
7日午前5時20分ごろ、東京・世田谷区北烏山の自営業、田邉和行さん(45)の木造2階建ての住宅から火が出ました。
東京消防庁で消火に当たり、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、田邉さんの住宅およそ170平方メートルが全焼しました。
東京消防庁によりますと、住宅には家族8人が住んでいて、このうち▼田邉さんの長女で東京女子体育大学2年生の明日香さん(20)、▼長男で世田谷区立武蔵丘小学校の5年生の和明くん(10)、それに、▼次女で幼稚園児の晶ちゃん(6)が2階の同じ部屋から遺体で見つかったほか、▼田邉さんの弟の政行さん(44)が救出されましたが、まもなく死亡しました。
また、田邉さんの45歳の妻と5か月になる次男、それに74歳の父親の3人が重軽傷を負いました。近所に住む女性によりますと、田邉さんの父親が、「火を付ける器具のガスを入れ替えた後、火を付けたら、近くにあったタオルに燃え移った」と話していたということです。
現場は、京王井の頭線の高井戸駅から1キロほど離れた住宅街で、警視庁と東京消防庁は、現場検証をするとともに、家族から事情を聞いて火事の原因を詳しく調べています。