2009年1月7日 15時13分更新
仕事や住まいを失い、「年越し派遣村」に集まった人たちの就職活動を支援するため、厚生労働省は、面接に出かける交通費などとして1人あたり最高で5万円を貸し付けることを決めました。
先月31日から今月5日にかけて東京・日比谷公園で行われた年越し派遣村に集まった人のうち、宿泊場所などがないおよそ300人は東京都内の4つの施設に入り、ハローワークの職員から求人の紹介を受けて、就職活動を始めています。
ところが、所持金のない人が多く、▼面接に出かける交通費がなかったり、▼履歴書や顔写真など必要な書類を準備することができなかったりして、十分な活動を進められない状況だということです。
このため、厚生労働省は、東京都の社会福祉協議会に協力を求め、就職活動の交通費や支度金などとして、1人あたり最高で5万円を貸し付けることを決めました。
4つの施設の使用期限は今月12日に迫っているため、厚生労働省は、仕事や住まいの確保に向けた支援を急ぐことにしています。