都、生活保護申請に積極援助 失業者のホームレス化防止で東京都は7日までに、失業者のホームレス化を防ぐため、各福祉事務所に対し生活保護の申請を安易に拒まず、緊急避難的に住まいを紹介できるようカプセルホテルなどの情報を事前に収集するなど、積極的に援助をするよう通知した。 雇用情勢が悪化する中、失業者への生活保護適用に積極的な都の姿勢は、ほかの自治体にも影響を与えそうだ。 福祉保健局によると、通知は昨年12月22日付で(1)失業者のホームレス化防止(2)ホームレスへの相談体制の整備(3)住まいの確保-の3項目。 ホームレス化防止では、働く能力だけを考慮して生活保護を必要ないと判断しないことや、求職活動をしているのに就職できず生活が困窮している場合は要保護と認定できるなど、柔軟な対応を促している。 都の担当者は「昨年9月ごろから生活保護の申請が増えてきた。今後も増加が考えられ、保護が必要な人を必ず支援できるようにしたい」としている。
【共同通信】
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