原油価格は10年末までに1バレル100ドル超へ=米著名投資家
[ヒューストン 6日 ロイター] 米著名投資家ブーン・ピケンズ氏は6日、原油価格が2010年末までに1バレル=100ドル超に上昇するとの見方を示した。世界経済の回復が背景にある。
ピケンズ氏はヒューストンの大学で行われた会合で、40ドルのレンジでの原油価格の推移は「それほど長くは続かないだろう」と述べた。
原油価格は08年7月に147ドル超を付けたが、世界的な経済危機を背景に米国やその他の先進国で需要が減少するなか、急落した。6日の米国市場では約48ドルで推移している。
ピケンズ氏は10年終盤までに世界経済の回復により原油需要が再び増加し、価格の上昇をもたらす、と述べた。
さらに、米国が供給の70%以上を輸入原油に依存し続けた場合、価格は次の10年間で200─300ドルに達する可能性がある、との見方を示した。
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