八丈島(八丈町)の市民団体「水海山(みずみやま)の緑と水を守る会」は6日、島東部に建設が予定されている一般廃棄物管理型最終処分場について、「水源への深刻な影響が懸念される」として、計画の見直しへの支援を求める陳情書を各党の都議や国会議員に提出した。
処分場は都島嶼(とうしょ)町村一部事務組合が計画し、当初比7億円増の事業費27億円で4月に着工し、11年度半ばに供用開始の予定。陳情書は▽地盤や水脈の詳細な調査が行われていない▽予定地周辺で都版レッドデータブックに記載された動植物52種類が確認された--などの問題点を挙げている。
同会の長田隆弘事務局長は「現計画の問題点を認識してもらい、建設するなら最適な位置と大きさにしてほしい」と話した。【木村健二】
毎日新聞 2009年1月7日 地方版