年越し派遣村失業者らに貸し付け 下着など現物支給も厚生労働省は7日、都内4カ所の公共施設に宿泊している「年越し派遣村」の失業者らに対し、仕事や住居探しに必要な当面の資金として、生活保護申請者には保護が決定することを前提に1万円、申請をしていない人には5万円を貸し付けると支援者に伝えた。東京都社会福祉協議会が実施主体で、宿泊先に臨時窓口を設置し、同日中に貸し付けを始める。 生活保護申請者には8、9日中に保護の是非を決定。保護が決まれば、通常は住居が決まった後に支給される月額最大約7万8000円の生活扶助費を、住居が決まる前に支給。また、宿泊者約300人全員にシャンプーやタオル、下着なども支給するという。 失業者らが宿泊する公共施設は12日が使用期限であることをあらためて伝え、民間住宅に入居が困難な人には、都内の生活保護の施設や路上生活者向けシェルターを紹介する。 支援者らは6日夜、就職の面接や住宅探しに必要な交通費の支給などを厚労省に要請していた。
【共同通信】
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