2009年1月3日
年があけました! たくさんいい事がありますように! 帯労連
あけましておめでとうございます。
●昨年はオカモトグループの「名ばかり店長」裁判、雪印大樹工場非正規労働者の北海道労働委員会への不当労働行為救済事件などをはじめとして、音更国保裁判の最高裁上告、音更農協過労死裁判、克興産未払い賃金裁判など全国的な重い課題に取り組みました。新年早々、労働委員会での雪印大樹の調査を皮切りに音更農協過労死判決が2月に予定されています。国保裁判では最高裁の重い扉をこじ開ける運動と世論づくり含め今年もあわただしい年になりそうです。
●年末27日には地元で全国的にも有名な会社の従業員(帯広地域労組の組合員)が突然、解雇通告されるという知らせが入りました。早速、解雇撤回と団交申し込みを提出し、組合員は現在、自宅待機となっています。
●新自由主義経済・政治の恩恵を一番多く受けていた大企業がアメリカ発の金融破綻で一番最初にやったこと それは「派遣ぎり」でした。株主優先のアメリカ型経済、雇用の調整弁として「非正規労働者」をコントロールしている現実を直視して政治経済の民主化、革新が必要ではないでしようか 労働組合も真っ向勝負の年です! 非正規労働者などと呼ばせない、作らない ための世論と運動が大切な年になるでしょう。 今年も帯労連ブログのご愛読を !
2008年12月19日
寒風の中、帯広ハローワーク前で失業者アンケート
*12月19日、帯労連と建交労労災支部は全道一斉に行われた「失業者へのアンケート」を帯広ハローワーク前で行いました。朝、9時から45分程度の時間でしたが、ハローワークの駐車場はあっという間に満杯になり、駐車場に入りきれない車で渋滞していました。この日の帯広は天気はいいものの風は冷たく、アンケートを一声かけながら 配布しました。そんな中で20人から回答が寄せられました。
減税やローンの猶予、失業者のリアルな声が寄せられました。
「子育てしながら安心して働ける社会にしてもらいたい」との女性の声も
*子どもをおんぶして来る女性、親子で、元同僚など若い人たちの失業を実感しました。失業理由も解雇、いじめ、健康上の理由(といってもけがとかドクターストップという人)などあり、20代から30代の人が半分以上、60代、70代の人もいました。赤ちゃんを産んで働きながら子育てをとの願いが実現しなかったくやしい思いが伝わる一言もありました。「派遣ぎり」などと連日報道されていますが、これらのアンケートをもとに国や道、市などの自治体を含む関係機関に要請などしていきます。
減税やローンの猶予、失業者のリアルな声が寄せられました。
「子育てしながら安心して働ける社会にしてもらいたい」との女性の声も
*子どもをおんぶして来る女性、親子で、元同僚など若い人たちの失業を実感しました。失業理由も解雇、いじめ、健康上の理由(といってもけがとかドクターストップという人)などあり、20代から30代の人が半分以上、60代、70代の人もいました。赤ちゃんを産んで働きながら子育てをとの願いが実現しなかったくやしい思いが伝わる一言もありました。「派遣ぎり」などと連日報道されていますが、これらのアンケートをもとに国や道、市などの自治体を含む関係機関に要請などしていきます。
2008年12月3日
「わたしたちは泣き寝入りはしません!」帯広地域労組、第1回定期大会~ 12/13
★今年4月の結成から年内には大会をとの約束から、責任を果たすべき定期大会が開かれました。大会では企業組合分会が、新しい組合員をひとり増やして出席しました。堀井副執行委員長は開会挨拶で「みんなが泣き寝入りしないという決意とがんばりで地域労組は団結してすすんできました。これからは大変なこともあるでしょうか、力を一つにしてがんばりましょう」と挨拶しました。経過報告や総括、方針、 会計などの報告の後、楠副執行委員長から新執行委員の提案がありすべて信任されました。
★さむ~い夜には「鍋」が一番。タラ鍋を囲みながらの懇親会にうつりました。初めて労組を意識したという女性組合員は、「職場がなくなるかも知れないということで組合にはいって団交にも出た。こんなにいいものだとは知らなかった。仲間もいい人ばかりで楽しい」とビールを片手に話していました。帯広の夜はテカテカ道路、一歩間違えば「凍死」もあります。解散後は自宅に直行した模様です。
★さむ~い夜には「鍋」が一番。タラ鍋を囲みながらの懇親会にうつりました。初めて労組を意識したという女性組合員は、「職場がなくなるかも知れないということで組合にはいって団交にも出た。こんなにいいものだとは知らなかった。仲間もいい人ばかりで楽しい」とビールを片手に話していました。帯広の夜はテカテカ道路、一歩間違えば「凍死」もあります。解散後は自宅に直行した模様です。
2008年11月25日
「名ばかり店長」裁判の原告も参加して寒風の中、元気に街頭宣伝 ***帯広地域労組**
みんなで学習してみんなで行動
帯広地域労組は月1回の定例会を実行しています。毎回はじめの15分は相談役の大畑実さんが組合の基礎知識や争議関連など講師となって学習しています。11月は2回目の宣伝行動をやることにして、23日の日曜、帯広駅前と音更町のオカモトグループの居酒屋前で行いました。全労連のティシュと地域労組の宣伝ビラを道行く市民に手渡しました。21C・ヒオキ分会の組合員も参加しました。オカモトグループに残業代請求で帯広地裁に提訴している原告も参加して「生まれて初めての事で、ただただ寒かった。店舗の前でやれて良かった」との感想でした。
この日の弁士は澤村、大畑のふたり、大畑さんは「みんな積極的になったものだ。H君は記者会見では顔をふせていたし、他のふたりも団交ではなにも言わないけど、今度は組織拡大ができたら一人前だ」と労働運動の大先輩は目を細めていました。
2008年11月12日
雪印・大樹工場の不当労働行為救済申し立て事件、2回目の審問
労働側代理人(長野順一弁護士・川上有弁護士)証人尋問がんばる!
★11月11日、北海道労働委員会で開かれた2回目の証人尋問は、労働側証人の畑中帯労連事務局長と会社側代理人の原田氏(大樹工場前工場長)に対しておこなわれました。畑中事務局長には、労働委員(労、使、公益)からの尋問がありましたが、労働側代表の労働委員からはありませんでした。
★原田氏に対する尋問は会社、労働、双方の代理人からありました。午後4時頃に終了し、救済命令前の「和解」にむけた労使双方の聞き取り調査を実施した後、午後5時40分終了しました。
またもや「ゼロ回答が回答ですから」と原田氏証言
★尋問終了後の調査で、組合側から「今回の団交や尋問に関わる会社の不誠実性を謝罪なりした上で、なにかしらの和解ということにならなければ、意味がない」と主張しました。7日提出した原田氏の陳述書でも不誠実性の上塗りといえるもので、団交でも尋問でも肝心な質問にはのらりくらりの言い回しで避ける姿勢はこの日も健在で、健康診断や住宅手当、家族手当、退職金の廃止などパートナー社員にとっては不利益100%です。代理人の原田氏に対する尋問で「住宅手当や家族手当は正社員だけの問題なのか、パートナー社員だって同じではないか」との尋問にはまともな答えはでませんでした。これには傍聴席から失笑が出ていました。
道労連で「争議総行動」、帯広からバスで傍聴席は40人ほどでぎっしり
★11日は道労連が位置づけた「争議総行動」でした。傍聴席には40人ほどがぎっしり、事務局も椅子の追加に汗だくでした。大樹からは4人が乗用車で朝6時に出発。書記長が前日から奥さん同伴で札幌にきており、弁護士事務所で合流しました。
帯広勢も13人がバスに乗り込みました。21C・ヒオキ分会の分会長がこの日、有休を利用して運転を引き受けてくれました。快晴・快適な運転で安心・安全の往復行路、午後11時過ぎに帯労連事務所に到着しました。
★傍聴者の感想★ *補佐人の大畑さん「補佐人席からも会社代理人の弁護士の尋問、原田氏の証言が全く聞こえなかった。マイクをつけるとか 労働委員会は考えてほしい」。*マイクロバスを運転した地域労組の分会長は「うちの組合でも似たような問題があって勉強になった」。*事務所向かいのHさん「会社は組合の人たちを差別していると思った。誠意が感じられなかった」。など寄せられています。
★11月11日、北海道労働委員会で開かれた2回目の証人尋問は、労働側証人の畑中帯労連事務局長と会社側代理人の原田氏(大樹工場前工場長)に対しておこなわれました。畑中事務局長には、労働委員(労、使、公益)からの尋問がありましたが、労働側代表の労働委員からはありませんでした。
★原田氏に対する尋問は会社、労働、双方の代理人からありました。午後4時頃に終了し、救済命令前の「和解」にむけた労使双方の聞き取り調査を実施した後、午後5時40分終了しました。
またもや「ゼロ回答が回答ですから」と原田氏証言
★尋問終了後の調査で、組合側から「今回の団交や尋問に関わる会社の不誠実性を謝罪なりした上で、なにかしらの和解ということにならなければ、意味がない」と主張しました。7日提出した原田氏の陳述書でも不誠実性の上塗りといえるもので、団交でも尋問でも肝心な質問にはのらりくらりの言い回しで避ける姿勢はこの日も健在で、健康診断や住宅手当、家族手当、退職金の廃止などパートナー社員にとっては不利益100%です。代理人の原田氏に対する尋問で「住宅手当や家族手当は正社員だけの問題なのか、パートナー社員だって同じではないか」との尋問にはまともな答えはでませんでした。これには傍聴席から失笑が出ていました。
道労連で「争議総行動」、帯広からバスで傍聴席は40人ほどでぎっしり
★11日は道労連が位置づけた「争議総行動」でした。傍聴席には40人ほどがぎっしり、事務局も椅子の追加に汗だくでした。大樹からは4人が乗用車で朝6時に出発。書記長が前日から奥さん同伴で札幌にきており、弁護士事務所で合流しました。
帯広勢も13人がバスに乗り込みました。21C・ヒオキ分会の分会長がこの日、有休を利用して運転を引き受けてくれました。快晴・快適な運転で安心・安全の往復行路、午後11時過ぎに帯労連事務所に到着しました。
★傍聴者の感想★ *補佐人の大畑さん「補佐人席からも会社代理人の弁護士の尋問、原田氏の証言が全く聞こえなかった。マイクをつけるとか 労働委員会は考えてほしい」。*マイクロバスを運転した地域労組の分会長は「うちの組合でも似たような問題があって勉強になった」。*事務所向かいのHさん「会社は組合の人たちを差別していると思った。誠意が感じられなかった」。など寄せられています。
2008年11月5日
真っ白な雪に抱かれたトムラウシ山にうっとり! 音更国保裁判支援の会で「交流会」
最高裁の重い扉をこじ開けるために……北野講演収録集完成を記念して……交流会
★10月1日発行の「収録集」が現在まで138冊普及し、175冊の印刷もすでに在庫は4冊ほどになっています。100冊普及して交流会をの合い言葉に奮闘しました。その甲斐あってひとまずの目標を突破しています。読後の感想はいろいろと寄せられています。読んだ人を後悔させないわかりやすく話し言葉なので、一気に読めます。
★11月1日と2日、大雪山系の麓、トムラウシ温泉・国民宿舎「東大雪荘」に集いました。支援する会のメンバー一行は「日本百名山」のひとつ、雪で覆われたトムラウシ山を仰ぎながら最高裁の扉をなんとしてもこじ開けたい!との思いを強くしました。
★東大雪荘のお湯は同行した水の専門家の推奨温泉でもあり、肌にやさしい温泉を満喫しました。夜の宴会では「頭の体操」「ビンゴゲーム」「カラオケ」の定番に踊りの飛び入りも加わって、おいしい料理に舌鼓をうちました。行者ニンニクのおしたしやこくわ酒なども出てきておおいに盛り上がりました。
★二部の「激論集会」は、目も覚めるほどの極論もあればだんまりもあり、混乱する前に切り上げました。明くる日は展望台に足をのばし、曇り空のトムラウシ山を眺望しているうち雪がチラホラ降ってきました。ふと足下を見れば、なんと「紫しめじ」ではないか?…と言うわけで初冬の「きのこ」の拾いものもあり、楽しい2日間でした。
2008年10月29日
オカモトグループ「名ばかり店長」裁判 第1回口頭弁論開かれる!
第1回口頭弁論 会社側、3ページの「答弁書」提出
*28日の帯広地裁での口頭弁論では裁判長が「被告は全面争うとしているが、今年4月から店長になったのはわかるとしても、それまでの副店長の地位権限についての陳述が、双方ないので分けて陳述書を」などと述べて、次回開催日を12月1日とし、5分程度で閉廷しました。
*原告に送られてきた「答弁書」は、原告の請求を棄却するとあるものの、その内容は裁判主旨からは的外れの原告を中傷する内容となっており、時間外手当請求にもかかわらず、数字的な反論はありません。また、管理監督者としての位置づけもすでに訴状で主張しており、それ以上の答弁ではありません。
澤村議長の話「会社の品位が問われる答弁書であり、話にならない」と。労働相談員の大畑さんは「反論するものがないのと同じ」と話していました。
原告、帯労連事務所でドキドキのインタビュー
*原告に対し、STV、HTB、UHB、NHK、読売、毎日などの記者からインタビューを受けました。詳細については帯労連畑中事務局長が対応しました。夕方のニュースでは全道に配信されました。原告は「何せ初めての事だから緊張しました」との事。
早速、元店長から反応 …一斉請求も視野に是非!
*29日、事務局にオカモトの元店長からニュースを見たとの電話があり、「今回の事件とそっくりな内容でしかも、パワハラ、押しつけ、責任押しつけなどひどい会社です。自分も結局辞めざるをえなかった」という内容でした。「当時、前後して副店長4人も次々に辞めて、会社はほとんどの社員を副店長や店長として肩書きをつけ、残業代は一切もらっていなかった。パートさんもそうだと思う」と、告発しました。
*28日の帯広地裁での口頭弁論では裁判長が「被告は全面争うとしているが、今年4月から店長になったのはわかるとしても、それまでの副店長の地位権限についての陳述が、双方ないので分けて陳述書を」などと述べて、次回開催日を12月1日とし、5分程度で閉廷しました。
*原告に送られてきた「答弁書」は、原告の請求を棄却するとあるものの、その内容は裁判主旨からは的外れの原告を中傷する内容となっており、時間外手当請求にもかかわらず、数字的な反論はありません。また、管理監督者としての位置づけもすでに訴状で主張しており、それ以上の答弁ではありません。
澤村議長の話「会社の品位が問われる答弁書であり、話にならない」と。労働相談員の大畑さんは「反論するものがないのと同じ」と話していました。
原告、帯労連事務所でドキドキのインタビュー
*原告に対し、STV、HTB、UHB、NHK、読売、毎日などの記者からインタビューを受けました。詳細については帯労連畑中事務局長が対応しました。夕方のニュースでは全道に配信されました。原告は「何せ初めての事だから緊張しました」との事。
早速、元店長から反応 …一斉請求も視野に是非!
*29日、事務局にオカモトの元店長からニュースを見たとの電話があり、「今回の事件とそっくりな内容でしかも、パワハラ、押しつけ、責任押しつけなどひどい会社です。自分も結局辞めざるをえなかった」という内容でした。「当時、前後して副店長4人も次々に辞めて、会社はほとんどの社員を副店長や店長として肩書きをつけ、残業代は一切もらっていなかった。パートさんもそうだと思う」と、告発しました。
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