都が昨年実施した「都民生活に関する世論調査」で、都に特に力を入れてほしい分野として「治安対策」を挙げた人は54%に上り、5年連続でトップとなった。
調査は都が毎年行っており、今回は都内に住む20歳以上の男女3000人を対象に8~9月、面接で聞き取りをした。有効回収率は67%だった。
都の施策27分野の中から特に力を入れてほしい対策を五つ選ぶ質問では、治安に続き▽高齢者(46%)▽医療・衛生(43・4%)▽消費生活(37・8%)▽防災(37・5%)--の順だった。消費生活は前年より8ポイント増加した。
また、治安対策の具体的な内容として多くの人が選んだのが「子ども等に対する犯罪が起こりにくい環境の整備」の33・0%、続いて「警察官によるパトロールの強化」の30・7%だった。【須山勉】
毎日新聞 2009年1月7日 地方版