毎日、自問自答の末、妥協、妥当、妥妥妥。そーゆう決断も必要です。
難航していた、ドアノブ探し。
アンティークやアイアンものなど、素敵だけど予算が追いつかない。
悩ましい。
大工さんに相談。
「だかっら無いって言ったでしょ。高いんだから~」っと親方大笑い。
私はヘラヘラしながらカタログから『まぁまぁ』なのを選ぶ。
惨敗です。
数日後、親方が大変だよ!っと。
私が選んだ取っ手は納期が一か月半かかると。
がーん。
さすがに開店してるのにドアノブ無しっは駄目でしょ。
「さぁ、他のだ!!どれ?」っと皆が見てる。
嫌だ、あとは嫌だよ。
あれだって『まぁまぁ』だったんだから~っと。
「うう来週まで時間を下さい。それで無ければカタログから決めます。」
親方、薄ら笑いで頷く。
そーゆう訳で振り出しに戻る。
夕方、下北沢へ向かった。
路地をぐるぐる歩きながら古道具屋を隈無くチェック。
「ドアノブありませんか?」っと。
5件目かな?下北沢は素敵な店が多い。
店内をぐるり。
「すいません、ドアノブ…」っと声をかける。
「あったかな~」っと箱をゴソゴソ。
「今、これしかないわ~」っと差し出されたそれは!!!
まさに私が期待していた、それだったのです。
古道具ですから、勿論、カチッと閉まるためのベロは
無くて仕方ないと思ってました。
ドアクローザーを付けて何とかしようと。
ところがそのドアノブ様はベロまでついてるじゃ~御座いませんか?
私は興奮を隠せず・・
「こここれです。これが欲しかったんです」っと。(笑)
ご主人は微笑みながら・・
「それは良かった、出会われましたね。」っと。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
後は、親方にこれ付けられないよっと地獄の宣告をされぬよう
祈るばかり。アーメン、
壁を塗り、天井を張り・・床やカウンターを塗り・・
とうとう内装が出来上がってまいりました。
感無量です。
予算が非常に可愛らしいもので・・
当初はできるだけ自分で塗ったり張ったりするつもりでした。
それでも主要箇所は・・と思い友人に大工さんをご紹介いただきました。
なんていうか、イメージ通りの見事なプロ集団。
私の提示した金額でお引き受け頂けるということで、負んぶに抱っこで
お任せすることにしました。
というか、中途半端に私が手を出す必要はないなぁ~っと。
スッゴイ早業で的確に無駄なく仕上げていくのです。
会社勤めを辞めてからは、マメに現場に向かっては
その見事なお仕事ぶりを拝見。
職人さんってカッチョイイ!!!
私は昔から職人に弱いのです。
黙々と淡々と進んでいく現場の雰囲気、ちょっと緊張感もありつつ、
非常にたのしい。
なぜか私も苦みばしって、缶コーヒーなんか飲んじゃって~(笑)
さて、そんな訳で。
これが↓
これになって↓
こんなんを経て↓
こんなん出ましたけど~↓
激渋のこげ茶色!!っと思ってましたが、ここここれは・・・
チョコレート色じゃないかぁ~
美味しそう♪カカオ100%になりました。
嬉しくってウッキウキッです。
私のつたない話を真剣に聞いて、形にして下さる親方、職人さん皆さんに感謝でございます。
ありがとうございます。
まだまだ、よろしくおねがいしまーーーす。