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2009年1月6日(火) 19:20 |
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入れ歯リサイクルで活動資金確保へ
使わなくなった入れ歯をリサイクルして地域の福祉に役立てようという運動が善通寺市で始まりました。社会福祉協議会への市民からの寄付が激減する中、活動資金を確保しようという新しい取組みです。
地域のお年寄りや障害のある人の支援などを行っている善通寺市社会福祉協議会が、先月から市内3ヵ所で入れ歯の回収を始めました。 寄付や会費の減少で福祉事業の予算が年々減る中、新たな資金確保にと始められました。 4年前、年間700万円に上っていた協議会への寄付は、去年は350万円と半減しました。 リサイクルという身近な取組みを通して、地域の人に再び福祉への関心を持ってもらいたいという狙いもあります。 この入れ歯リサイクルは、埼玉県のNPO法人が全国の社会福祉法人などに参加を呼びかけているもので、収益の40%がユニセフに、別の40%が回収した団体に寄付されます。 入れ歯ひとつには、約2500円相当の貴金属が含まれ、それを回収・売却した資金が寄付に回されます。 入れ歯を使っている市民の2割がリサイクルに協力すれば、協議会への寄付は年間約50万円になります。 住民にリサイクルの意識を持ってもらい、そのことで福祉への資金確保にもつなげようという今回の取り組が注目されています。
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