2009年1月6日 22時49分更新
無免許運転で運転手が検挙された笠岡市の運送会社が、点呼など、安全確認を十分に行っていなかったことが分かり、国土交通省中国運輸局は6日、この会社を7日間の営業停止などの行政処分にしました。
行政処分を受けたのは笠岡市の運送会社、「芦品トランスポート」です。
中国運輸局によりますと、芦品トランスポートでは、おととし10月、会社のトラック運転手が無免許運転で検挙されたほか、去年3月には別の運転手が酒気帯び運転で検挙されました。
これを受けて中国運輸局が去年3月と4月に監査を行ったところ、会社では、免許の確認などをする点呼を十分に行っていなかったことや、運転手の拘束時間や連続運転時間が限度を超えていたこと、それに定められたトラックの定期点検を行っていなかったことなどが分かりました。
このため中国運輸局では、芦品トランスポートを6日、7日間の営業停止処分にしたほか、3台のトラックをそれぞれ100日あまり運行停止させる行政処分を行いました。
処分について芦品トランスポートでは、「このようなことを起こして申し訳ない。今後は、点呼の内容を改善し、余裕を持った運行をさせたい」と話しています。