2009年1月6日 22時49分更新
先月末で閉園した倉敷チボリ公園の跡地では、公園の看板を取り外すなど、施設の撤去が6日から始まりました。
撤去作業はデンマークの会社との取り決めで、閉園に伴って「チボリ」の名称が使えなくなったため県が行ったもので、正面入口や建物の壁にある看板が撤去されました。
作業員たちは、作業用のカゴで高さ22メートルの場所にある看板のところまでのぼり、ローマ字で「チボリ・パーク」と書かれた看板をひと文字ずつ取り外していきました。
県では施設の撤去費用を盛り込んだ来年度の予算が成立したあと、県が所有するホールなど、建物の取り壊しも行うことにしています。
また、公園の清算にあたるチボリ・ジャパン社も、今月中に遊具の解体に取りかかり、国内外の遊園地などに売却する予定です。
チボリ・ジャパン社の坂口正行社長は「多くの従業員やお客様の思いが詰まった看板が取り外されるのを見るのはとてもつらい。厳しい不況のなかで解雇され、今後の就職先が決まっていない従業員の支援に全力を尽くしたい」と話していました。