家電量販店最大手のヤマダ電機は6日、民事再生手続き中の東京・秋葉原の老舗パソコン専門店、九十九(つくも)電機の事業を取得する方向で同社と基本合意したと発表した。今後具体的な条件面の協議を進め、今月31日に正式決定する予定だが、「ツクモ」の店名や従業員約250人の雇用は継続する方針という。
九十九電機は78年に秋葉原初のパソコン・通信機の専門販売店を開業したことで知られ、現在、秋葉原を中心に大阪、名古屋、札幌などで店舗展開。昨年10月に東京地裁に民事再生法の適用を申請した。【小倉祥徳】
毎日新聞 2009年1月7日 東京朝刊