契約の中途解除などで職を失った非正規労働者の問題に取り組む「JMIUいすゞ自動車支部」など8労組が6日、企業の社会的責任を問う御手洗冨士夫・日本経団連会長あての公開質問状を提出するため、経済団体の賀詞交歓会が開かれた東京都内のホテルを訪れた。経団連は「アポイントがない」として受け取りを拒否した。
質問状は▽年度末に派遣切りが発生しないよう安易な解雇を許さない決議をしないか▽企業の内部留保を拠出し、住居や生活への支援で社会的責任を果たさないか--などと御手洗会長の見解をただしている。
大分キヤノンで契約を中途解除された派遣労働者の加藤州平さんは「御手洗さんには僕たちが見えていないのか」と話した。【東海林智】
毎日新聞 2009年1月6日 20時29分(最終更新 1月6日 20時54分)