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麻生首相、定額給付金受け取る?「そのときに考える」

2009年1月6日21時17分

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 定額給付金の受け取りを辞退する考えを示していた麻生首相が6日夜、一転して「私自身がどうするかはまだ判断をしている段階ではありませんで、(支給される)そのときになって考えたい」と明言を避けた。

 首相はこれまで「僕は元々受け取る気ありません」「多額の収入をもらっている方が『1万2千円ちょうだい』というのはさもしい。そこは人間の矜持(きょうじ)の問題」と語っていた。

 受け取り問題が再燃した発端は、自民党の細田博之幹事長が6日、景気対策として国会議員も受け取るよう提案したこと。「政府も考え方をそろえてほしい」と閣僚にも受け取りを促した。鳩山総務相や斉藤環境相が賛意を示し、河村官房長官は同日夕の会見で「給付金が消費を支えていく趣旨も強まっている。閣僚間で、そういう視点で対応する」と説明し、首相にも同調するよう進言していることを明らかにした。

 こうした経緯を踏まえて記者団から対応を問われた首相は「生活給付金というイメージで最初スタートしたが、時代が大きく変わった。(今は)消費刺激に意義がある」。家計・生活支援から景気対策の側面が強まったことを指摘し、「受け取り辞退」の前提も変わったことを示唆した。

 ただ、受け取りを決めれば「発言がぶれた」とも批判されかねず、最終的な判断は先送りしたものとみられる。

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