東京大法学部の女性教授らの殺害予告をインターネットのブログに書き込んだとして、警視庁捜査1課は6日、東京都文京区本駒込1、無職、前田記宏(ふみひろ)被告(25)=脅迫罪で起訴=を脅迫容疑で再逮捕した。同課によると、前田容疑者は東大法学部卒業で「教授たちは意図的に社会の真実を隠し、授業で学生を欺いた」と供述、容疑を認めているという。
逮捕容疑は昨年11月2日午後6時40分ごろ、自宅のパソコンで自分のブログに「明後日の午後1時に次の者を殺害する」と書き込み、東大法学部の女性教授2人を含む3人の実名を挙げて脅迫した疑い。
前田容疑者は在学中に2人の教授の授業を受けていた。「教授らは子供の無知に乗じて大人の都合のいいようにコントロールしてきた」とも供述しているという。前田容疑者は昨年11月下旬、「教科書の内容と違う現実があることを知り、文部科学省に詐欺をされた」と文科省幹部の殺害予告をブログに書き込んだとして脅迫容疑で逮捕、起訴された。【佐々木洋】
毎日新聞 2009年1月6日 14時43分(最終更新 1月6日 14時52分)