ニュース: 政治 RSS feed
【新春インタビュー】「みんなで夢を持とう」…五輪招致で石原慎太郎東京知事 (1/3ページ)
東京を含む4都市が争う2016年夏季五輪の開催地が今年10月、デンマークのコペンハーゲンで開催される国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定する。「みんなで夢を持とうじゃないか」。招致活動の先頭に立つ東京都の石原慎太郎知事は年頭にあたり、五輪開催の魅力を大いに語った。(鈴木裕一)
−−昨年8月に北京五輪を視察した感想は
「北京五輪と違って、東京は治安や交通の利便性など1次選考で評価されたものを生かして、もっと簡潔で印象的なオリンピックができると思いましたね」
−−いよいよ招致活動が佳境に入ってきたが、今後の課題は
「一番の問題は国民、都民の支持なんですよ。それをどうやって高めていくかですね。やはり80%以上の支持率がないと致命的になりますから。先日、米国のオバマ次期大統領が欧州オリンピック委員会(EOC)総会でビデオ出演し、シカゴをアピールしたことを受けて、日本のメディアは『日本は勝てない』というような趣旨の報道をしていましたが、これは本当に悲しいことです。非常に卑屈ですし、悪影響を与えていますよ」
−−オバマ氏の影響力やシカゴの弱点についてどう分析しているか
「アフリカの国々がどうシンパシーを感じるのか、それが票になるのか、読み切れません。ただ開催地決定にあたって、IOCが掲げる大事な条件に政府の財政保証がありますが、米国はできない。それと治安上の問題です。多くの犠牲者が出た昨年11月のインド・ムンバイでの同時テロ事件では、英国人と米国人をターゲットにしていることがはっきりしましたから。中東のテロのターゲットになっているという怖さは、もっと濃密なものになっていくと思います」
−−東京以外の地域は冷めた目でみているようだが
「そうじゃありません。むしろ他の都市の方が熱心に応援してくれている。逆に東京都民の方がやや意識が冷たいような感じがします」