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【社会】

ホームレス施設利用18%増 昨年末、不況で住まい失う

2009年1月6日 16時39分

 昨年末の大みそかに、東京都と8政令指定都市が設けているホームレス対象の一時宿泊施設などを利用した人が、2007年末に比べ18%増の3740人に上ったことが6日、共同通信社の調査で分かった。定員に対する利用率も84%と18ポイント上昇した。

 名古屋市が40%増の686人、東京都が35%増の743人など、大都市を中心に「雇用が継続されず、住まいを失った派遣労働者がいよいよ目立ってきた」(名古屋市の担当者)と不況の深刻化を示した。

 昨年11月30日と比べても、利用者は全体で約1200人増加。年末年始に工事が減って居場所を失った日雇い労働者らも利用しており、自治体側は臨時宿泊所を設置するなど対応に追われた。

 調査対象は9都市が国の補助を受けて常設している一時宿泊・自立支援施設と、名古屋、大阪両市の臨時施設。

(共同)
 

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