私が中学生の頃でした。

学校の近くに朝鮮学校（在日朝鮮人が通う学校）があったのです。

私の先生は「朝鮮学校には近づくな！朝鮮学校の生徒達とも関わりを持つな！」と言いました。

私は皆を代表して「何故ですか？」と訊きました。

先生は、

「朝鮮人は他人の国（日本）に来て悪いことばかりしている。

日本の凶悪犯罪の多くは朝鮮人の仕業だ。

朝鮮人は生まれつき性格が凶暴で、怒りっぽく、暴力的だ。

奴らは規則を守らない。言い掛かりをつけて、すぐ殴りかかる。

だから立派な日本人は皆朝鮮人とは関わりを持たないのだ！」と言いました。

（当時は、まだ朝鮮人という呼び方が一般的でした）

その後、私は駅で見かける朝鮮学校の生徒達をまるで凶暴な動物を見るような目で見ていました。

大学に入って、歴史の勉強をして日本が韓国を支配したり、韓国人を日本に連行したりした歴史を知り驚きました。彼らが日本で反抗的な行為を行うのも無理無いとも思い、先生が言ったことは差別と偏見だと感じました。

その後、会社員になった私は更に歴史の勉強を行いました。

そこでまた考えが変わりました。確かに日本の凶悪犯罪は韓国系の人が起こす事件が多いのです。

地下鉄に毒ガスを撒いたアサハラ・ショウコウ、大阪の子供達を８人も殺害したタクマ・マモル、

いずれも在日韓国人でした。

野球の英雄、王貞治は父親が台湾人ですが日本中の人々に尊敬され人気がありました。

しかし韓国人の張勲は暴力事件ばかり起こし、ファンからも選手からも嫌われていました。

同じ移民でも沖縄系や台湾系の人達が犯罪を起こした話は、あまり聞きません。

中国系の移民も比較的評判が良いようです。（最近、入国してくる中国人は犯罪を起こす場合が多いが）。

このような例を見ると確かに韓国系の人達は他の移民に比べて悪い評判が多いようです。

アメリカも同じで、アジア系移民の内、最も平均収入が高く評判が良いのは日本系、

最も収入が低く評判が悪いのは、やはり韓国系だと言います。

（韓国系はフィリピン系やベトナム系よりも収入が低い）

ロスアンゼルス暴動の時、黒人達が最初に襲撃したのは韓国系の商店ばかりでした。

差別や偏見は、もちろん悪いことですが、これらを無くす為には本人達が地道な努力で評価を上げていくしか方法が無いようです。

現在の私は残念ながら在日韓国系の人達が偏見を向けられるのも、ある程度仕方が無いように思います。

最初にアメリカに渡った日本人は決して嘘や犯罪を起こさず勤勉に働いたと言います。

もし彼らの評判が悪ければ、後に続く人達が偏見と差別に晒されるからです。

「日本人は嘘つきで、素業が悪くて、怠け者」。

一度このような偏見が生まれれば、日本人の評価を高めるのは大変だからです。

韓国人も一方的に日本社会の偏見や差別を批判するのではなく、自らの行いにも注意して欲しいものです。