2009年1月6日 7時48分更新
トヨタ自動車の業績悪化で税収が大幅に減る見通しとなった愛知県田原市で、5日、仕事始めにあたって鈴木克幸市長が訓示し、財政基盤を見直して、4月からの新年度の予算編成にあたるよう職員に指示しました。
トヨタの工場がある田原市では、大幅な減産の影響で、新年度の法人市民税の収入が今年度の見込みの10分の1にあたる約7億円にまで落ち込む見通しです。鈴木市長は、5日、幹部職員を前に、「厳しい状況だが、財政基盤を見直すチャンスととらえてほしい」と述べ、原点に立ち返って予算を編成するよう指示しました。田原市は、新年度の予算編成にあたって、各部局に一律10%の削減を指示しています。