英字紙「ジャパンタイムズ」や講談社インターナショナル社が、週刊誌「読売ウイークリー」の記事を無断で翻訳、掲載していたことがわかった。両社は著作権侵害を認め、コラムの中止や単行本の在庫を廃棄した。
ジャパンタイムズ社は01年4月〜08年7月、読売ウイークリーの記事119本を読売新聞社の許諾を受けずに英訳しコラムとして掲載。この記事など21本を講談社インターナショナル社は単行本「タブロイド・トーキョー」「タブロイド・トーキョー2」に無断転載していた。
両社の無断転載には共通する複数の外国人ライターがかかわり、単行本の著者には、毎日新聞社の英文サイトのコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された問題にかかわったライターも含まれていた。