2009年1月6日 10時14分更新
来年3月に卒業予定の大学生などを対象にした就職説明会が5日、岡山市で開かれ、学生からは景気が後退している中での就職活動について不安の声がきかれました。
この就職説明会は岡山市の就職情報会社が開いたもので、5日は、岡山コンベンションセンターに県内の46の企業が説明ブースを設けました。
会場を訪れた学生たちは思い思いの企業のブースの前に置かれた席に着くと、はじめに採用担当者から業務の内容や社員の待遇について説明を受けました。
そのあと質問の時間がとられ、学生が「採用されるのに資格は必要ですか」と尋ねると、採用担当者は「資格だけでは仕事はできないので採用には関係ありませんが、入社後、ステップアップのために資格を取るケースがあります」と答えていました。
説明会を開いた会社によりますと、ことしは去年より200人多いおよそ1700人の学生が参加したということで、景気が後退している中、より熱心に就職活動に臨む学生が増えているということです。
参加した学生は「大学に寄せられる求人も減ったと聞き、就職できるかどうか不安です。幅広く企業の情報を集めて早めに取り組みます」と話していました。