岡山放送局

2009年1月6日 10時14分更新

ハローワーク今年の業務開始


県内のハローワークでは、5日からことしの業務が始まり、先月いっぱいで仕事を失った非正規雇用の労働者など多くの人が仕事を探しに訪れています。

岡山県内にある14のハローワークやハローワークの出張所では、5日からことしの業務が始まりました。
このうち、業績が悪化している自動車関連の事業所などが多い倉敷市のハローワーク倉敷中央では、午前8時半の開所直後から仕事を求める人が多く訪れていました。

求人情報を探せるコンピューターの端末は利用者でいっぱいになっていたほか、職員が職業相談を受け付ける窓口もふさがり、待つ人が20人以上になる時もありました。

ハローワーク倉敷中央では新たに仕事を求める人が急増し、先月は1400人あまりで前の年のおよそ1.4倍になったということです。

自動車関連会社の正社員だった男性は、「勤めていた営業所が閉鎖され解雇された。運輸関係の仕事などを探しているが、条件に合うところがなかなか見つからない」と話していました。

また先月いっぱいで工場の期間従業員の職を失った男性は「できるだけ長く勤められる仕事を望んでいるが、当面の生活があるので、どこかで条件を妥協して見つけないと」と話していました。

ハローワーク倉敷中央の横田幸治・所長は「派遣社員などで年末で雇い止めになった人がかなり多く訪れている。綿密に相談に乗って、就職の支援をしていきたい」としています。