2009年1月6日 10時14分更新
県内の企業の経営者でつくる岡山経済同友会の新年を祝うパーティーが5日、岡山市で開かれました。出席した経営者からは景気の低迷が長引くという見方が多く示された一方で、新しい産業を生み出すチャンスにしたいという抱負も聞かれました。
岡山市内のホテルで開かれた岡山経済同友会のパーティーには、県内の主な企業のトップや行政の幹部などおよそ240人が出席しました。
はじめに石井知事が「景気の悪化は県民の生活に直結する問題なので県と企業が連携してあらゆる角度から対策をとる必要がある。企業を経営する方たちは新しい技術やサービスを生み出して、岡山を引っ張っていってほしい」とあいさつしました。
このあと、出席者たちは景気の先行きに対する見方などをめぐって意見を交わしました。
この中で両備ホールディングスの小嶋光信社長は「大きくとらえると10年近く続く構造的な不況だと考えている。基本に立ち返って本当に必要とされるサービスを提供する体質をつくりたい」と話していました。
また、船舶用スクリューのシェアが世界一のナカシマプロペラの中島基善社長は「不況は少なくともことしいっぱい続くと予想しており、企業同士が連携して新しい商品をつくることで乗り越えたい」と話していました。